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     ■平成15年 9月12日 9月25日 12月10日 12月19日

■■■平成15年12月定例会(第4日 12月10日)

後藤光雄

 議席6番、新政会の後藤光雄です。

 質問の前に、先日、東京で開かれたあるセミナーに参加しましたときの話をさせていただきたいのですが、全国から90名が集まったセミナーです。私が、鈴鹿から来ましたと言うと、一様に、鈴鹿ですか、という感嘆の声が返ってきたことです。どこかはっきりは知らないけれども鈴鹿の名前を知っている、こんなにうれしいことはありませんでした。今までもよく耳にしたことなんですが、議員になった今、本当にこの「鈴鹿」という名前を大切に、まちづくりに邁進できるように日々精進したいと思っておりますが、市当局、議員の皆さんも「鈴鹿」という名を誇りに、「双頭の鷲の旗の下に」ではありませんが、世界に名の通る「鈴鹿」という名のもとに、市民が一つになるような行政運営をさらにお願いしたいところであります。

 さて、通告に従いまして、市庁舎建設についての幾つかの説明と回答をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 1つ目は、いよいよ庁舎建設にかかるということなので、駐車場がどのようになっているのか、どうなるのかを詳しく説明をお願いしたいと思います。というのは、私は市役所を利用するだけではなく、市民会館を主催者側の者として催し事に利用させていただいている人間の一人です。来年、平成16年からは駐車スペースがかなり狭くなってしまうという案内をいただきましたので、新庁舎の建設工事が始まると、また完成した後は、市役所、市民会館に市民の皆様がお越しいただいたときの状況がどうなるのかをわかりやすく説明していただきたいと思います。

 2つ目は、庁舎の計画では、地上15階、高さ73メートルに及ぶ大きなものであります。現在、鈴鹿市には高さ40メートルほどのマンションが幾つかあるようですが、消防署にお尋ねしたところ、はしご車は35メートルまで届くものが配備されているようであります。新庁舎の建設では8階の床が34.5メートルとなり、6階の市長室には十分届きますので安心しているところですが、新庁舎建設の基本理念の一つに、『人と環境に優しい庁舎』”訪れる人々、働く人にとって安全な庁舎とするとともに、安心な市民生活の確保のため、防災の拠点としての役割を果たすことができる庁舎” とあります。そして、避難バルコニー、非常用エレベーター、特別避難階段、ホバリングスペースという表現がされております。実施設計書によりますと、議会場は14階、58.5メートルのところになるわけですが、傍聴にみえている方々にも、非常時の避難方法、対策についてイメージできるような説明をいただきたいと思います。

 3つ目は、9月議会での総務委員会でしたか、実施計画どおりの庁舎ができ上がると、維持管理費のコストが電気代だけでも4,500万円が9,000万円に倍増するというように伺っておりましたが、14年度決算も出たところなので、比較する形で、どのようなコストがどのぐらいかかるのか。新庁舎の建設は13億8,000万円抑えられたというものの、総額100億円を超える事業なのです。でき上がった庁舎を維持していくコストがどのぐらいになるのかも、事前に市民の皆様にはっきりとお示しいただきたいと思います。

 以上、これで壇上からの1回目の質問を終わります。御答弁、よろしくお願いいたします。

 

市長 川岸光男氏

 それでは、後藤議員の御質問に御答弁を申し上げます。

 新庁舎建設中に見直すべき事項を問うの第1点目、駐車場整備についてでございますが、新庁舎建設中及び新庁舎完成後の来客用の駐車場につきましては、これまでの駐車台数分と同様のスペースを確保いたしております。建設工事中は駐車場が分散いたしますので、御利用いただく市民の皆様には何かと御不便をおかけすることと存じますが、よろしく御理解を賜りますようにお願い申し上げます。

 次に、2点目の避難対策についてでございますが、新庁舎は防災拠点としての機能を備えた災害に強い庁舎でございます。避難対策といたしましては、各種避難施設を設けるほか、防災評定にも適合する安全性の高い設計となっております。

 次に、3点目の維持管理コストについてでございますが、新庁舎の維持管理コストは現在のコストよりもかなり高くなると予想いたしております。しかしながら、高度情報化等に対応した新庁舎の維持管理は、設備的に複雑化、多様化してきておりまして、また、建物の床面積もバリアフリー化に対応した平成22年の職員数を想定した広さとなっており、やむを得ないものとして考えておりますので、何とぞ御理解を賜りますようにお願い申し上げます。

 なお、詳細につきましては総務部長より答弁をいたさせますので、よろしくお願いいたします。

 私からは以上でございます。

 

総務部長 有安政章氏

 それでは、私からは、新庁舎建設中に見直すべき事項を問うの詳細についてお答え申し上げます。

 まず1点目、駐車場整備についてでございますが、新庁舎建設工事につきましては、現在、落札業者と仮契約を締結いたしましたところで、本定例会で追加議案として提案させていただくこととしております。その工事請負契約の議案を可決していただきましたら本契約を締結し、早急に着工する予定でございます。まず工事場所におきまして、1月早々に仮囲いを設置する予定でございます。

 建設工事が始まりますと、庁舎周辺の来客用駐車場につきましては、現在使用していただいております本館東側の北館・別館の跡地、市民会館東側、本館南側、NTT北側の駐車場は使用できなくなりまして、議員の皆様をはじめ市民の皆様に御不便をおかけすることになりますが、よろしく御理解を賜りたいと存じます。

 なお、現在、本館東側の北館・別館跡地を来庁者用駐車場として利用しており、駐車場に非常に余裕が感じられますが、これは庁舎の建設工事が開始されるまでの一時的な状況でございます。北館と別館解体前は、本館、北館周辺や市民会館南側、西側等に約400台の駐車が可能でございましたので、工事中や新庁舎完成後の駐車場といたしましても、同程度確保してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

 工事中の駐車場につきましては、立体駐車場、市民会館西側、ディアナ跡地等庁舎周辺に、また新庁舎が完成後につきましても、2期工事完成後の立体駐車場、市民会館西側及び別館第3周辺などに来庁者及び市民会館来館者用駐車場として、以前と同程度の駐車場を確保いたしますが、工事中、新庁舎完成後、いずれの場合も市民会館の催し物開催時などに万一不足が生じました時は、周辺の市有地等を利用してまいりたいと考えております。

 次に2点目、避難対策についてお答え申し上げます。

 新庁舎は、災害対策本部を含む防災拠点として機能できる災害に強い施設計画となってございまして、大地震にも耐えることができる構造体や、耐震性の高い設備機器の採用、及び非常用自家発電機の設置、飲料水の確保や中水の利用など、災害発生時に必要な機能が確保された設計となっております。また、屋上に設置いたしました鉄塔には、災害時の情報収集などに活用するための各種防災無線アンテナなどを設置いたしております。

 災害時の避難計画につきましては、特別避難階段、非常用エレベーター及び避難バルコニーを設けるほかに、国土交通大臣の指定機関であります財団法人日本建築センターが評価いたします防災評定に適合する高い安全性能を有する設計でございます。

 また、庁舎を訪れただれもが災害の発生に気付いていただくことができますように、音声、光などによる非常警報装置を設け、避難経路となります、屋内から外部に至る避難通路等は段差をなくし、安全に避難できるような計画といたしております。そのほか、新庁舎の屋上には、緊急時にヘリコプターが上空で待機した状態。いわゆるホバリングで救助できるスペースを設けてございます。 このように、避難対策についてはさまざまな計画をいたしておりますので、万一、災害が発生した場合は、状況に応じまして一番最適な方法で避難していただきます。例えば、議会を傍聴されている市民の方が避難される場合ですと、特別避難階段か非常用エレベーター、あるいは高層棟の東西両側面にございます避難バルコニーを利用して1階まで降りていただき、屋外に避難していただきます。また、特別避難階段で庁舎屋上まで出ていただき、ホバリングによる救助をするというような計画でございます。

 次に3点目、維持管理コストについてお答え申し上げます。

 庁舎の維持管理につきましては、定期点検、日常点検、保守、監視、清掃及び警備がございます。このような維持管理を適正に行うことによりまして、建物の耐久性が向上し、また機能の確保を図るものでございます。

 現在の庁舎の維持管理につきましては、新庁舎の建設を見据えた最低限必要な維持管理を行っております。平成14年度の実績といたしましては、清掃、警備、設備関係の保守などの委託費といたしまして、約8,000万円、光熱水費といたしまして約7,000万円でございます。

 先ほども市長が申し上げましたように、近年の建物の維持管理費は省エネルギー化、高度情報化等に対応したものであり、施設の点検及び保守などの業務は複雑化、多様化の傾向にございます。新庁舎におきましても、将来人口に見合った職員数の増加や、バリアフリー化の対応により延べ床面積が増加したことや、建築基準法、消防法の規制もございまして中央管理室が必要となってまいりまして、現在の庁舎とは異なる維持管理が求められております。

 新庁舎の維持管理につきましては、清掃、警備、設備関係の保守及び運転管理などの委託費といたしまして約1億6,000万円、光熱水費といたしまして約1億4,000万円を想定いたしております。現在の維持管理費と比較いたしますと、概算で約2倍となる予想でございますが、建物の耐久性の向上や機能の確保を図り、庁舎を利用する市民の方や職員の安全・衛生を確保するためにも必要な経費と考えております。何とぞ御理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

後藤光雄

 ありがとうございました。

 市長は、「広報すずか」で庁舎建設について、かねてから、議員、市民の皆様の声を聞いた、これまでの経緯、状況から、庁舎の老朽化、耐久性の問題、防災対策上からも、分散して手狭であることが市民の皆様に不便をおかけしているんだと、職員の意思形成や指揮命令に支障が出るので、華美な点やむだな点を見直して、早期の建設にかかるというふうにずっとおっしゃってみえました。

 9月議会で、その点について私がアンケート結果をもとに見直しの必要性を問うたわけですけれども、回答が500人弱ということで不十分であるというお答えもいただいたわけですが、それはともかくとして、さきの3つの、駐車場整備、避難対策、維持コストの計画そしてその見通しについて、先ほど十分というような言い方でしたが、市長自身どのようにとらえてどのようにお考えかという点について、もう少し詳しく質問もさせていただきたいと思います。

 9月議会で15年度中の着工を目指した予算案が承認されたわけです。11月28日の入札結果を経て、いよいよ工事実施契約を結ぶわけですけれども、つまりこれから建設する庁舎の責任は市長にあるというふうに私ども考えております。というのは、庁舎建設の検討を経て、いよいよ実施というところでストップされた前加藤市長から市長職をお受けになった段階で、そのまま継続するか、手直しするか、つくり直すかの判断をゆだねられて市長になられた川岸市長が契約のサインをするわけです。しっかりと、はっきりと市民に向かってお考えを述べていただきたいというふうに思います。

 例えば駐車場について、同様なスペースを確保するというお答えをいただいたんですが、現在、1期工事で立体駐車場3階4床の駐車場をつくっていただいてあるわけですが、SPKパーキングV型という名称の駐車場になっております。2期工事も同様のものを使うということを、11月議会、石田議員の質問に対して回答があり、随意契約でやるんだというような説明をいただきましたが、入り口のところに「総重量2トンの車は2階以上にとめないでください。長さ5メートル以上の車は駐車しないでください」というふうに書いてあるのを皆さん御存知ですか。

 総重量2トンの車といえば、鈴鹿にありますホンダでつくっている車でいいますと、オデッセイにつきましては、2.3リットルのオデッセイは7人乗りはすべて2トンです。6人乗りが辛うじて下回っておりますけれども、3リットルについては6人乗り、7人乗りとも2トンを超えています。先ごろ新しく出ましたニューオデッセイ2.4リットルについては、すべてが総重量2トンを超えています。MDX、ラグレイトについてはすべて2トン以上です。ステップワゴンについても、2リットルについては4WDは2トンを超えて、FFのみが可能です。ステップワゴン2.4リットルもすべてが2トンです。このほか、マツダではボンゴフレンディ、MPV3リットル、2.3リットルともに。三菱パジェロ、ロングもショートも、デリカも、グランディスに至っては2.4リットル7人乗りもだめです。日産セレナ、ステージア、エルグランド、リバティ、プレサージュ。トヨタアルファード、クルーガー、プラド、レジアス、ハリアー、ノア、ヴォクシー、ハイラックス、セルシオ、エスティマ、マジェスタ、ランドクルーザー。このような車が2階以上にとめることができないんです。5メートルということだけで、プレジデント、センチュリー、セルシオといった車、また恐らくベンツ、BMWにもあるでしょう。一度皆さんに車検証をごらんになっていただく必要があると思いますが、知らなければ利用してもいいという状態でいいのでしょうか。

 庁舎の建設費を120億円に抑えるために、駐車場の経費を絞り込んで今のものになったんだという説明をいただきました。庁舎で働く人、もちろん大切です。でも、来庁者よりも大切ですか。同じじゃないんですか。今の計画では、庁舎の方ばかりを見ているように感じませんか。それに、市民会館の存在もお忘れになってはみえませんか。年間何人の方が市民会館に足を運んでみえるのか、御存知でしょうか。平成14年度の利用者、平日――月曜日から金曜日――にホールを使われた方3万7,289名、展示室は1万337名の4万7,626人。土日、祝日、ホールは5万5,885人、展示室3,800人、計、5万9,685人。全部で、合計10万7,911人もの方が市民会館に足を運んでおられるんです。回数にして429回の使用です。御存知だったでしょうか。

 市長に伺いますが、利用者のバスが5台、8台と並んだ光景をごらんになったことはないのでしょうか。今の計画では、新庁舎ができ上がると、東西の道路にそれぞれバスを並べて乗り降りしなくてはならないわけです。その間、普通のその他の通行の邪魔になるわけです。それでいいのでしょうか。年に1度、市民会館、市役所に訪れた人がこのバスの縦列に出会ったらどう思いますか。そこを考えるのが市民の方向を見た政治、バリアフリーだけではない、ユニバーサルデザインと言えるのではないでしょうか。

 避難対策についても、東京青山にあるホンダの本社ビルのように、ベランダのあるつくりでしたら、万が一のときに働く人が煙や炎を避けてガラスの外に避難ができる。働く人の命を守る姿、本田宗一郎さんの心が伝わる建物になっているではありませんか。それに、窓拭きの経費も節約ができます。73メートルの建物の窓拭きなんて考えただけでもぞっとします。避難バルコニーも、数人がはしごを降りてくるスペースのもののようです。当選して、いただいた図面で、避難バルコニーの場所を探すのに本当に苦労しました。両端にありました。確かにありました。しかし、災害時に本当に役に立つのか。地震が起きたら、エレベーターは動かない、屋根の上に逃げたら、そこはHマークのヘリポートではなくて、Rマークのホバリングスペースだったんです。横文字だからぼけてしまいますが、ヘリコプターは降りられないということなんですね。市長は本当に御承知の上だったんでしょうか。

 維持管理費についても、ハローワーク南の駐車場、ディアナの跡地ですが、年間1,500万円の借地代、この費用を入れない形でも、14年度には1億5,000万円台の経費がかかっている。それが新庁舎ができると3億1,000万円台になる。土日の閉庁を考えると、1日100万円以上の経費がかかるわけです。このところが全く説明されていません。完成したら、私たち市民は1日100万円の飯を食う子供を育てていかなければならないことを、つくる前に知らせて、考えておかなければならないのではないでしょうか。それが説明責任を果たすということではありませんか。考えたら産めないというのではなくて、産むからには、例えば土日、祝日も開庁して、地区センターに平日足を運べない人のためにサービスをする。そんな発想があるのでしたら、ぜひ市民に大きな声で言って欲しいと思います。

 今年視察をしました下関市のように、乳幼児、幼稚園、保育園関係の手続きを集約した「こども課」というものを設けて1・2階の市民サービススペースに置くとか、法務局の窓口を庁舎内に置くというような考え方があるのでしたら、市民にとってはワンストップ、1ヶ所ですべて用事が済む、それこそが市民の望でもありますし、地方分権的な市政になるのではないでしょうか。改めて市長の御意見を伺いたいと思います。お願いします。

 

総務部長 有安政章氏

 それでは、何点か御質問というか、御意見をいただきましたので御回答させていただきたいと思います。

 まず、2トン以上の立体駐車場の件でございます。2トン車以上の駐車は不可能ということでございます。この立体駐車場でございますけれども、国土交通大臣認定の3層4段自走式立体駐車場でございます。この認定には、建築基準法、消防法の緩和規定がございますのでコスト縮減が図れますが、先ほど申されましたように、車高が2.1メートルを超える車両、それから全長5メーターを超える車両、また、車両総重量が1階で2.5トン、2階以上につきましては2トンを超える車両は駐車できないという制限がございます。在来工法の駐車場ではなく、認定を受けた認定品を採用いたしましたのは、新庁舎建設の限られた事業費の中で、認定品は在来工法よりも約1億円のコスト縮減を図ることができるためでございます。

 この立体駐車場の認定の条件には、設計者、施工者、使用材料、施工方法などの指定がございます。第1期部分に第2期部分を増築いたしましても、1つの立体駐車場としての認定でございますので、もし2期建設工事を在来工法によりまして増築しようとした場合、第1期部分も在来工法で施工したとみなされることから、建築基準法、消防法の緩和規制が使えないことになります。実質上、増築できないものでございます。また、第2期分を第1期部分と別の独立した構造の立体駐車場とした場合には、車路等にむだな部分が多く、駐車台数が少なくなるとともに、使い勝手の悪い平面計画になります。このようなことから、第2期部分の建設をしようとするときは、第1期と同じ認定品で工事発注を行うことになります。

 また、この立体駐車場に駐車できない、車高、全長、総重量の制限を超えました車両につきましては、工事中はディアナ跡地や市民会館西側など、新庁舎完成後は市民会館西側や別館第3周辺等、庁舎周辺の平面駐車場を御利用いただきますよう、案内看板等によりまして案内、誘導してまいりたいと存じます。どうか御理解を賜りたいと存じます。

 それから、市民会館でバスの駐車ということでございます。庁舎建設中及び新庁舎完成後の市民会館利用者と市役所来庁者の駐車場につきましては、先ほど申し上げましたとおり、以前と同程度の駐車場を確保いたしておりますが、万一、不足が生じたときは、周辺の市有地を利用してまいりたいと存じます。

 なお、大型バスの駐車場につきましても、これまで市民会館東側の駐車場を使用してまいりましたが、連絡通路を建設するため使用できなくなりますので、今後は市民会館西側や周辺の市有地等を利用することで対応してまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。

 それから、いろんな問題を御指摘、御意見をいただいたわけでございますけれども、この2期の駐車場につきましては再検討もしてまいりたいと考えておりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。

 それから、土日、祝日等の開庁など、市民サービスの向上といいますか、サービスの件でございますが、今後もさらに市民サービスの向上に向けましていろいろ検討してまいりたいと考えておりますので、どうかよろしくお願いいたします。

 以上でございます。

 

後藤光雄

 総務部長、ありがとうございます。私は、市長のお考えをお聞きしたくて先ほど質問をさせていただいたんですけれども。

 駐車場については再検討するというお言葉をいただきました。でも、今までのSPKでしたか、既製品のものであれば消防法が緩和できるので同じものをつくるんだというふうに、その方が合理的であるというおっしゃり方をしていただきましたが、入り口で2トンの車が2階に上がっていないかどうかというチェックをどのようにするのかわかりませんが、もし万が一、2階以上がそういう車で満ちた場合に、それに偶発的な災害が重なったときに、その責任は市長にあるということを御自覚いただきたいというふうに思います。合理的ということではなくて、本当に万が一のことを想定した市民の安全とか、そのために経費がかかるんだったらいいんじゃないですか。その辺をはっきり市長の口から言っていただきたい。例えば、鈴鹿にそれだけの大きなものが要るんだという理由を明確に示してくだされば、私たちのこのつかえているものは通るんですよね。御理解していただきたいという言葉ではなくて、なぜ、どういうことでということを言っていただきたい。

 さきおとといですか、5,200名の庁舎建設の見直しを求める会からの署名が私ども議員のところにも1人ずつに届きました。市長がどのように考えているかまだまだ市民に届いていない現状を、もう決まったことだから、済んだことだから御理解をお願いしますというだけではなくて、はっきりとぜひ述べていただきたい。私も選挙を戦ってきた人間ですから、5,200人という数字は本当にすごい数だなというふうに驚いております。その意見書の中にもいろいろな質問がありましたので、ぜひその辺は明確な回答をしていただいて、御理解をしていただいて、いずれにしても市民の税金を使って運営していくわけですから、よりよいものをつくれる形をよりよい方法でやっていただきたい。

 ぜひこの3点の中、例えば経費のことでも、ある市では市長が先頭になって清掃していると。すべて業者委託しているわけではなくて、職員が清掃しているという市があるというふうにも聞いております。イエローハットの鍵山社長が、まず掃除から始めたところであれだけ全国ネットの会社になったというのは有名な話です。自分が働く場所を掃除できない、私たちとすれ違ってもあいさつができない、市民が市役所に来ているのに、すれ違ってあいさつができない市役所でいいんでしょうか。その辺をこの庁舎建設に重ねて、方向付けを市長にお願いしたいというふうに思います。

 最後に市長のお言葉をいただきたいんですけれども、ジョージ・バーナード・ショーという人の言葉に、「合理的な人は、取り巻く状況に自分を合わせる。非合理的な人は、取り巻く状況を自分に合わせる。すべての進歩は、非合理的な人にかかっている。」という言葉があります。ぜひ鈴鹿市の進歩を握る市長職であるわけですから、組織改革を判断されたような、非合理的な人になって、力強い舵取りをして発言を常にお願いしたいと思います。

 もう一つ要望ですけれども、昨日の彦坂議員の、予算書を市民の方々にも理解できるようなものをつくってほしいという御意見に前向きな回答をいただきましたけれども、予算書だけではなくて、大西議員の滞納税、収税のことも、石田議員の学校の冷暖房のことも、板倉議員の子育て支援センターのことも、森田議員のテニス・野球・スポーツ施設のことも、大杉議員の農業の現状についてのご質問についても、鈴鹿市の財政や中身が、そして財産の明細、他市との比較、そして今後の方向性を中学生でもわかるように。

 私たち地方分権特別委員会が視察しました多摩市、14万の多摩市ですが、わずか5人のスタッフで、4ヶ月で287ページに及ぶ行財政白書をつくりました。4ヶ月、5名です。これが今言いましたように、現状、他市との比較、今後の方向性を非常にわかりやすく書いていただいています。

 今回、100数億円という大きな血税を使って庁舎建設に踏み出すわけですから、ぜひこれからの見通し、鈴鹿市がどう生きていくのか、本当に不安だという方もいます。その辺をはっきり、現時点の方向性、どうあるべきなのか。建てる、建てかえるといってなかなか建たない中学校もあります。いろんなこれから出費が望まれるところなんですけれども、そういったところを、同じテーブルで、同じ高さで話し合いができない。それをぜひ実現していただいて、そしてこの庁舎建設が鈴鹿の生まれ変わりであったと言えるようなものにならない限り、ずっと後悔することになります。そのときの議員の1人として・・・。

 とにかく見直しをお願いできる点3つについて特に絞って意見を言いましたが、改めて言います。5,200以上の署名が集まっている現状、ぜひ見直すべきところ、そしてもう少し戻らなければならない点があるんだったら、ぜひ勇気を持って戻って、はっきりと意見を示して舵を取っていただきたいというふうに、最後、市長のお言葉を聞きたいと思います。よろしくお願いします。

 

市長 川岸光男氏

 重ねて御意見、御要望いただきました。以前から、後藤議員からは庁舎の問題についていろんな御意見、また御質問をたくさんいただいております。

 今回の庁舎の建設につきましては、冒頭、説明をさせていただいておりますように、市政50周年の時点から、新しい庁舎づくりという関係で、議会あるいはまた行政、またいろんな団体の皆様方から声を聞きながら進めてきたということでございます。途中、いろんな議題を含めながら、庁舎建設につきまして、長年、基金を積み上げしていただいたり、それぞれ取り組んでまいったところでございますし、あるいはこの庁舎のデザインにつきましても、市民の公募なり、あるいはまたいろんな御意見を聞いて決定をされたという経過を私ども十分に承知をさせていただいております。長年にわたりまして議会とも協議をいただいてまいったということも、私ども十分承知をさせていただいて、新庁舎建設につきまして、平成13年から、旧庁舎が非常に狭隘という部分でございまして、取り壊しに始まり、またあわせて先ほどご指摘がございました駐車場の問題、駐車場の建設とか、そういう関係で進められてきたということでございます。

 私どもは、現在の庁舎の中身を見ますと、非常に分散をいたしておりますし、また狭隘化が進んでいると。特にそのまま放置しておれば、20万都市、特に単独市というふうに考えていきますと、職員あるいはまた議員一丸となって、これから鈴鹿市単独の道を進んでいくという必要がございまして、その職員なりあるいはまた議員の皆さん方がそれぞれ集中的に仕事ができる場所、あるいはまた市民の皆様方に迷惑をかけない庁舎という関係で、決断をさせていただいたところでございます。

 今まで御指摘がございました見直しすべき点、あるいはまた華美なところはないのか、それぞれ十分に検討してまいりまして、この議会でも提案をさせていただきます入札方法も新たな取り組みをさせていただいて決定させていただきました。その成果は、私ども満足というところまではいっておりませんけれども、一応見直し部分については精一杯見直しをさせていただいたということを考えております。

 この3つの問題につきましては、駐車場もそういう点では建設中は非常に迷惑をかけるという部分がございます。あるいはまた市民会館、私も何度も使わせていただいておりますけれども、一時的に非常に混雑をしているというのも十分承知をいたしております。そうした十分な対応を私ども、市民にいろんな関係で啓蒙、啓発をしながら進めてまいる所存でございますし、また庁舎の駐車場の問題についてはいろんな角度で検討してまいりたいと、こう考えております。

 あわせて維持管理費という部分が、先ほど総務部長から報告をいたさせましたけれども、現実的には現在の維持管理費より非常に高くなるというのも事実でございます。現在のところ概算という関係でございますので、できるだけそうした維持管理についても十分見直しをしながら、より親しまれる、あるいはまた本当に鈴鹿市の市民にとってシンボル、あるいはまた行政の中心というふうになるような庁舎の建設に向かって取り組んでまいりますので、ぜひとも御理解をいただきますように、お願いを申し上げたいと思います。

 以上でございます。

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■■■平成15年12月定例会(第6日 12月19日)

後藤光雄

 議席6番、新政会の後藤光雄です。

 議案103号、104号、105号は、新庁舎建設建築工事と関連する電気設備工事及び機会設備工事を施工業者と工事請負契約を締結するという議案でありますが、ただいまより反対の立場で意見を述べさせていただきます。

 反対理由第1は、9月議会で市長が、合併をせずに単独市としての道を選択したという発表と同時に、庁舎の建設に関して、「現在の場所での建かえについて大方の市民の御理解を得られたと思います。したがって、早急に着工したいと考えています。着工に当たっては、設計の内容に必要以上に華美な点、むだな点がないか、今一度チェックして、建設費用の縮減に向けて努力する」と市報にも発表をされましたが、庁舎建設費が高すぎるのではないかという、ある市民の方の市長への手紙への庁舎建設室からの平成15年10月1日付の返信内容に、「現在の経済情勢下、鈴鹿市におきましては、市税を初めとする各種収入の伸びを期待できる状況ではありません。その一方で、少子高齢化社会への対応など、時代の要請に即した事業展開をするための負担が予想されます。このような状況ではありますが、現庁舎は耐震性に問題があり、分散、狭隘により市民の皆さんに御迷惑をおかけしているので早期に建て直す必要があります。建設費については、基本計画の段階で、建物や施設の機能を低下させずにコストを低減させたり、同等のコストで機能を向上させるような検討をしています。また、実施設計に対しましても再度、設計やコストの見直しを行うなど、少しでも事業費を削減するよう努力しておりますので御理解ください」と回答をしております。つまり、前段で、市庁舎建設基本計画の中の新庁舎の規模を想定する数字、人口が22年度に21万人になるということの可能性は低いと読み取れるようなことを言いながら、本庁舎職員は860人程度、現行の100人増に、床面積2万4,000平米以上が2万6,789.43平米と計画どおりのままで、コスト削減が、市民が使用する駐車場の利用に制限がかかったものとなって、庁舎自体には基本的な変更がなされないままの建築計画であるということ。

 第2に、14年度実績で年間10万7,911人もの利用者がある市民会館、そして市役所へ車で来られる市民の皆さんの駐車場利用計画が明確でないという点、つまり土・日・祝日の市民会館利用者は、多少遠くても職員駐車場を利用することで数的には確保されるのでしょうが、平日、開庁日に市民会館を利用する場合、本日もこの庁舎東に200台以上の車がとまっているわけですが、特に大型バスによる来館の際には、新庁舎西側の車寄せで乗り降りをしていただいて、市民会館入り口まで歩いていただくという説明でしたが、大型バス数台が説明のとおりにはけるとは思われにくいこと。東西の道路上で乗り降りをした場合、一般通過車両への危険、迷惑が相当発生するであろうこと。この契約を交わすと、立体駐車場から市役所への連絡通路を、例えば市民会館側へ寄せてバスの駐車スペースをつくり出すというような変更もできなくなってしまうということ。立体駐車場第2期工事は、この100数億円の計画には含まれていないので、市民会館利用者の利便性も考えたものにできるよう考えてくださるという回答をいただいたものの、現在の立体駐車場に恐らく数十万円ではできない自動料金精算機がなぜ置かれているのか不明であることなど、車を数十分余分に走らせれば県の総合文化センターの方が使いやすいという声が市民会館を利用する主催側の方から聞こえてくるようでは、市民のための駐車場の全体計画の見直しの必要性を感じてしまう計画であるということ。

 3番目に、市民の皆さんの御理解をお願いされた後に、5,200名を超える市庁舎建設見直しを陳情する署名が提出されていること。そして、その点に関する市長の明確な回答がなされていないということ。

 4番目、23地区22ヶ所にあります市民地区センターと新庁舎建設とのコスト面、利便性の方向性がはっきりしていないこと。つまり市民サービスということを考えれば、地区センターでの処理能力の向上が図られるということになると思われますが、これは本庁へ来る確率は減るということを意味しているのに、1日100万円、年間3億2,000万円以上の維持管理コストが見込まれる庁舎を建設する意味が理解できないということ。

 以上4つの点から、鈴鹿市の新庁舎建設は、私が9月の一般質問で申したように、アンケート回答者の約半数の方が不便を感じると言いながらも、7割以上の方が見直した方がよいという回答を寄せてくださったその気持ちを尊重して、もう少し時間をかけて市民のための庁舎建設を実行してもいいのではないかと思うわけです。民間企業出身の川岸市長が、市民と向き合って答えをつくる、デザインする時間を持ってもいいと考えておりますので、また多くの市民はそれを願っていると感じておりますので、103号から105号までの庁舎建設建築工事に関する工事請負契約を締結する議案に対する反対の討論をさせていただきました。ありがとうございました。

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鈴鹿市議会会議録より