TOP  戻る

      ■平成18年3月14日   要約  議事録  

■■■平成18年3月定例会 (3月14日)

 

安全で安心できるまちづくりについて(要約)
質問1 浸水・排水対策の推進について 、第5次総合計画の目標数値を見ると、低い値で対策の遅れを心配するが、どうなっているのか?
回 答 目標指針として用いた「都市浸水対策達成率」は、雨水事業の計画上の幹線施設が整備された区域の割合を示す値で、これ以外にも対策事業を行っているので、低い値=安心度が低いといったことはない。
要 望 安心な暮らしの為に、もっと積極的な取り組みをお願いしたい。
環境と共生するまちづくりについて(要約)
質問2 豊かな自然を保全し、自然環境体験学習を充実してゆくとはどういうことか?
回 答 環境部長・・・豊かな自然財産の分析を行い、平成20年にガイドブックを作成したい

教育長・・・各学校で取り組んでいる体験学習で「生きる力」「人間力」を身につけるよう推進している。

要 望 鈴鹿市独自の自然体験学習を体系化して、学校教育に活かして欲しい。

 

TOP  戻る

      ■平成18年3月14日   要約  議事録  

        1.後藤光雄 2.市長 3.都市整備部長 4.後藤光雄 5.都市整備部長 6.後藤光雄 7.都市整備部長

        8.後藤光雄 9.環境部長 10.後藤光雄 11.教育長 12.後藤光雄 13.教育長 14.後藤光雄 

■■■平成18年3月定例会 (3月14日)

1.後藤光雄


おはようございます
議席6番 すずか倶楽部の後藤 光雄です

通告に従いまして、
平成18年度から10年間の鈴鹿市のまちづくりの指針ともなる第5次総合計画。
市民向けにも創られました「みんなで築くすずか夢プラン」の中から、

安全で安心できるまちづくりの
浸水・治水対策の推進について と

環境と共生するまちづくりについて の
豊かな自然の保全と自然環境体験学習の充実についての
2点を質問します。

第5次総合計画をまとめるにあたって
第4次総合計画と違い
数値目標を明確にしている点や、
策定プロジェクトチームを立ち上げ
市民の方を含んで 1年間にわたって会議を
積み重ねていただいた事に感謝申し上げたいと思います。

今後は,PLAN(立案)DO(実施)CHECK(検証)ACTION(改善)
というサイクルをしっかりと取り入れていただきたいと思います。


さて、質問の1点目ですが
 

安全で安心できるまちづくり 
市長の就任以来からの大きな公約であると記憶するんですが

政策12 災害に強いまちづくりを推進します とあります。
そして施策33 浸水・治水対策の推進、
降雨災害から市民の生命財産を守るため
河川改修・公共下水道(雨水)排水路整備事業を推進します とあります。
2004年9月29日のあの大雨の際の
水に浸かった道路、田畑、水没してゆく車や、
水路に詰まったゴミで道路にあふれた水が
違った水路を作り出してゆく様がまだ脳裏に鮮明にあり、
自助,共助,公助のあり方を一般質問で発言させても戴いておりますが
今回は、白子地区の浸水・治水対策、排水路整備事業について
より詳しい説明をお尋ねします
よろしくお願い致します。

 


2.市長(川岸光男氏)


おはようございます。

それでは後藤議員のご質問にご答弁を申し上げます。

 

安全で安心できるまちづくりについてということでございます。

 

浸水・治水対策 の推進につきましては、

本市の地形から、鈴鹿山脈の山すそから伊勢湾に向けて

なだらかな傾斜となっております。
中でも鈴鹿川右岸から海岸部は標高差も少なく、

海岸部を始めとする低地での浸水対策は

これまでの市政の中でも重要視をされてまいりました。

私も市政を担当させていただいて以来、

重要事業として 取り組んでまいりましたが、

更に力を注ぐべく本年4月からスタート致します

「第5次総合計画〜みんなで築くすずか夢プラン」の基本構想の中で、

「安全で安心できるまちづくり」を5本の政策の柱のひとつに掲げ、

また、この構想に基づく 3ヵ年の実施計画の中でも、

6つの戦略事業の1つとして、

「自然災害対策に対する事業」を挙げているところでございます。

 

 議員からは特に白子地区について のお尋ねをいただきましたが、

従来より重点的に浸水対策事業を行ってきたところでございますが、

総事業費、約20億円で本年から事業に着手を致しました「小山ポンプ場 」は、

平成18年度に施設の築造工事にかかることになっております。

また、この工事にあわせまして、

関連いたします雨水幹線の事業も推進することになっておりまして、

今後ともこのような浸水対策事業の整備を進め、

地域の皆様に安心していただけるまちづくりを推進してまいりたいと、

こう考えて おります。

なお、細部につきましては、都市整備部長から答弁をいたさせますので、

よろしくお願いを致します。

 


3.都市整備部長


おはようございます

 

それでは、私からは

これまでに白子地区で下水道事業として行ってまいりました

浸水対策事業の概略と、今後の事業計画につきまして、ご答弁申し上げます。

 

浸水対策の事業といたしましては、

従前から、河川や水路の改修といった事業がございましたが、

本市が下水道事業として、浸水対策に取り組み始めましたのは、

昭和47年の「白子都市下水路」が初めてでございます。

これ以降、市街化区域を中心に、市内各地で取り組みを行ってきております。

 

そのうち白子地区に係わるものといたしましては、

「旭が丘都市下水路」や「江島都市下水路」「江島雨水ポンプ場」

「新生公園雨水貯留池」「旭が丘雨水調整池」といった雨水排除施設のほか、

関連雨水幹線の整備などを行ってまいっております。

 

「江島雨水ポンプ場」は、毎秒約19立方メートルの排水能力を有しておりまして、

「江島都市下水路」を通じまして、

江島地区の雨水を伊勢湾の方へ排除致しております。

 

「旭が丘雨水調整池」は、48,000立方メートルの貯留能力を有しておりまして、

「旭が丘都市下水路」からの排水の流下を可能にするとともに、

白子川への負担を軽減することによりまして、

下流区域への浸水を防除する役割を担っております。

 

白子駅西の新生公園の地下に設けました「新生公園雨水貯留池」は、

白子駅前の雨水、

11,000立方メートルを貯留させることができる施設となっております。

 

また、このような施設や河川へ雨水を導きます、雨水幹線の整備も

各所で進めてきておりまして、最近では、平成14年度から継続して

寺家北部雨水幹線、約1.1キロメートルの整備を

進めてまいっているところでございます。

 

これまでに進めてまいりました事業の中で、主なものをご説明申し上げましたが、

これからの事業と致しましては、市長の答弁の中にもございましたとおり、

計画排水量毎秒 約12立方メートルの「小山雨水ポンプ場」や、

これに雨水を導きます「小山雨水幹線」約1キロメートルの整備などがございます。

 

「小山雨水ポンプ場」につきましては、委託事業としまして、

本年度に基本設計を行い、また、一部の用地の取得も行っておりますが、

平成18年度では、引き続き用地の取得を行うほか、

雨水ポンプ施設の設置場所の築造工事に入る計画となっておりまして、

平成20年度での完成を目指して進めてまいります。

 

以上、申し上げましたように、様々な事業を行い、計画もございますが、

下水道事業での浸水対策計画としましては、

まだまだ未整備の計画施設がございますので、

これまでの浸水被害実績をよく把握しました上で、

整備の優先順位を付けると共に、関連事業といったものとの整合を図りながら、

浸水被害を無くすべく、引き続き事業を進めてまいりたいと考えております。

ご理解を賜りますようにお願いを申し上げます。

 


4.後藤光雄


ありがとうございました。
ご答弁いただきまして、思い返すと
私が鈴鹿に住み始めました約20年前頃は
白子駅前から国道23号線までの間はボートが出されるほどの浸水があって、
今答弁にありましたような江島のポンプ場や、

新生公園の雨水貯留池、旭が丘雨水調整池によって

そんな風景は殆どみられなくなったわけですが、
白子・寺家・磯山地区の約20,000人、8,000世帯の中には
まだまだ浸水被害におびえる方々が数多くみえますし
一昨年の集中豪雨で、道路が川と化した状況を思い返すと
まだまだ遅れているというか、いったいどうしてくれるんだろう、

どのようにしてくれるんだろうというような感が強いのですが、

この「すずか夢プラン」の中に、細かい施策がうたってありまして、
単位施策の98番 都市浸水対策 雨水による浸水被害を軽減する事の
現状値の数値が 平成16年度27.2%で、
目標になっております平成20年の数値が27.6%ということで、
コンマ4%という目標数値になっているんですね
一体どうなっているんだろうか?という気がするのですが
この目標数値の設定についての説明と現状の浸水に対する安全性について、

もう少し詳しく説明をお願いしたいと思います。
 


5.都市整備部長


 2回目のご質問としていただきました

「都市浸水対策達成率」と浸水に対する安全度

につきまして、ご答弁を申し上げます。

 

議員もご承知をしていただいておりますとおり、公共下水道事業は、

汚水事業と雨水事業の二つの事業を併せ持って進めていくものでございます。

汚水事業は、幹線から末端の汚水管へと面的に、

くまなく、新たな施設整備を進めてまいりますが、

雨水事業の場合は、これまでにも利用していた水路などを改修しまして、

これを補完する形で施設整備を進めてきております。

本市の場合、公共下水道事業としましての雨水事業計画では、

10年に1度発生するとされる降雨の理論値を

事業計画規模の基準値と致しております。

下水道事業本来の意味からは、

この基準にあった施設だけが対象となるわけでございますが、

下水道事業が始まります以前からありました水路につきましても、

市民の生命・財産を守るものとして整備をされてきておりまして、

計画排水量のすべてを排除できないからといって、能力がない

というわけで もございませんし、

また、たちまちに、このことによって浸水が起きる

というわけでもないと考えております。

 

以上、申し上げましたことを前提といたしまして、

総合計画の行財政経営計画に掲げましたお尋ねいただきました

「都市浸水対策達成率」についてでございますが、

平成16年度の27.2%を現状値としまして、

平成20年度での目標値を27.6%と致しております。

議員からは、これらの数値があまりにも低いのではないかということで

議員からご指摘をいただいたものと存じますが、

これらの数値は、それぞれの年度までに

雨水幹線施設と雨水幹線の整備が完成をしました区域の面積を、

雨水事業の計画区域面積であります

4,518ヘクタールで割って得たものでございます。

先ほども申し上げましたが、浸水対策の事業といたしましては、

昔からの水路などの改修も行ってきておりますが、

ここで求めております達成率には、

これらの水路に係る数値は、反映をさせておりません。

しかしながら、このような水路改修事業が

浸水対策として全くその効果がないのかといえば、先ほど申し上げたとおり、

そうではないというふうに申し上げられ ると存じます。

また、本市の特徴のひとつとなっております

市街地を取り囲むように存在する農地は、

従来から保水機能や遊水機能を果たしており、

市街地の浸水被害を軽減している効果も ございますが、

このような現状も計算からは除いております。

 

このように、指標として用いました「都市浸水対策達成率」は、

雨水事業の計画上の幹線施設が整備された区域の割合を示す数値でございます。

これ以外に様々な浸水対策を行っていることなどを加味いたしますと、

この数値が低いからといって、たちまち浸水被害が起きるとか、

安全度が低いといったことを示し ているものではないと、

このように考えております。ご理解をお願い申し上げたいと思います。

 


6.後藤光雄


ありがとうございました

 

ご答弁の中で

「10年に1度の雨の数値を頭に入れて」というふうにお答えいただいていますが、

最近の気象状況では

過去のデータでは読めないような、全地球的な気象の変動もあり、

その辺をもっと加味して計画を実施していっていただきたいと思うんですけれども、
なかなか排水事業とか・・・、

まあ、予算、金額もかかることですから大変かとは思いますが、

 

ちょっと視点を変えて
この「すずか夢プラン」を読んでいきますと
第5次総合計画は,10年間のまちづくりの指標です。といいながら
計画は3年ごとに見直します。だから計画期間は3年間として
事務事業評価として進捗状況を毎年確認して公表します。
とうたっています。
私が質問したような
単位施策の成果指標の標記が3年間の目標数値でまとめてありますので、
10年先の大きな目標が見えなかったり、
目標からそれ始めている事にさえ気付かなかったりする
危険性も危惧されるような気がします。
また%表示の目標というのは、
実は分母も分子も行政側のベールの中であったりして

私たちこの資料を読む側としては
本当のところはよくわからんという事になりかねないと
いう気がするのですが、
ともかく 27%という数字が
今、危機がすぐそこに迫っているという事ではなさそうだという事は

今の説明でわかりましたが、

いつまでも規格に満たない在来の水路や、

農地などを含めた保水遊水機能に頼っていてはいけないのではないか

というふうに思います。

今回の質問に際して 行政側から
H13年度から本年までに公共下水道雨水事業には、

実は13億8千万円が投資されている。

また、今後については小山のポンプ場関係で18年度に5億7千万円
19年度に6億4千万円の計画があることを示していただきましたけれども

市長にお答えをお願いしたいんですけれども、

鈴鹿市という20万人を乗せた船の、

いってみれば船頭である市長におかれましては
今後10年間のまちづくりの指針としてまとめ上げた夢プランの中の
『市民の生命財産を守るための 治水排水路整備事業の目標』を
いったい10年後にはどの位の値にもっていこうとお考えなのか
その辺をお聞かせいただければと思います

よろしくお願い致します。

 


7.都市整備部長


3回目のお尋ねをいただきました。

 

今後10年後の目標数値ということでございます。

市長の答弁の中でも申し上げましたとおり、浸水対策につきましては

本市の大きな政策のひとつとして掲げてございます。

こういったことから、議員もおっしゃっていただきましたように

すぐ、一朝一夕で事業が完成をみるものではないと考えております。

着実に一歩一歩進めていく、

これが一歩浸水対策事業としては重要なものであると考えております。

こういったことで第5次計画においても掲げておりますが、

具体的に10年後の数値をどうしていくかというところにつきましては これから、

申し上げましたような「小山雨水ポンプ場」、

あるいは県事業であります「堀切川高潮対策事業」

こういったものと併せて、市としても関連施設の整備をしたい

というふうに考えております。

ただ、こういった部分で県との関連事業

現在の状況等が把握を致しかねる部分がございますので、

今後10年後の目標数値というものにつきましては、

まだ具体的な数値を掲げるところまでは至っておりません。

ご理解を賜りたいと存じます。以上でございます。

 


8.後藤光雄


 都市整備部長のお答えということで・・・

 

 この庁舎を17年かけて120億円に近い投資で出来上がったということを、

正月の市長の新成人に対する車座懇談会でおっしゃっています。

 代表質問で、すずか倶楽部の原田議員が

市政70周年に向けての取り組みを問われましたけれども、

行政担当部局はどうしても、この3年間の財政計画にしばられて、

長期計画を安易に語れないというのもわかりますし、

まあ、違った意味で問題だと思いますけれども、

市長が就任されてから、初心表明で安心安全を第一に掲げておられるのですから、

ぜひ、鈴鹿市の船頭として明確に、

このように、こんなふうに何年くらいかけてやりたいんだというような、

この庁舎を建てるときの計画のような、

そんなものをぜひ市民に示してほしいなというのが、

今回の質問の主旨でございます。

住んでいていつ起こるかわからない、

地震もそうですけれども、雨が降ったりということで、

その水がどうなっていくのかということは、ある程度計画もされていることですから、

それを何年かけて、どう実現させていくかというようなことを、

ぜひお示しをいただきたい。

なかなか、

市民の行政に対する関心というのがもっともっと向いて欲しいなと思いながら

私たちも議員活動をさせていただいているんですけれども、

その為にも、もう少しその辺を明確に掲げていただく必要もあるのではないかな

という気がしております。よろしくお願いします。




それでは2点目に入りたいと思いますが

「環境と共生するまちづくりについて」の質問ですが
市長は、今年の1月7日に 新成人21名と車座懇談会を開かれた席で、
「鈴鹿は、非常に自然が多いという事で 市民の方にアンケートを
取りましたら 鈴鹿の強みというのを約7割の方が自然であり
その自然を大事にして欲しいと 応えられております。
それを今回の総合計画では、

この10年をかけてレベルアップを目指し

7割から8割の人が「自然はいいな」と思っていただけるような
総合計画を計画しております。」と発言されております。

この発言の基になっているのは、
この「すずか夢プラン」の
政策4  自然環境を保全すると共に快適な生活環境を維持します
施策11 かけがえのない豊かな自然の保全
施策13 緑があふれ 心安らぐまちづくり
ではないかというふうに思いますが、
「自然はいいな」と思う人が増えるように、
どのように保全して、また活用していく計画なのかを

まずお尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。
 


9.環境部長


私からは、後藤議員2番目の「環境と共生するまちづくりについて」の

「1.自然の保全と活用」につきましてご答弁を申し上げます。

 

鈴鹿市は鈴鹿山脈や伊勢湾、鈴鹿川などの

恵まれた自然環境と調和した「緑の生産都市」として発展をしてまいりました。

このかけがえのない自然環境と人と自然による地域の環境を守り、

また、守り育てる心を次の世代に引き継いでいくことが

自然環境の保全として重要な施策と考えている次第でございます。

 

しかしながら、今まで鈴鹿市の自然環境に関して

全域的に正確な調査が行われた資料がほとんどありませんでした。

そこで本市では、有識者、学識経験者で構成いたします

「鈴鹿市の自然検討委員会」を設置いたし、

平成16年度より3ヵ年かけまして、

哺乳類、昆虫類、キノコ類など、動植物類の分野別、

及び地形、地質の調査を行っているところでございます。

調査の内容といたしましては、

約80名の専門調査員による現地調査、既存資料、文献調査の実施、

及び市民の方々に参加していただく、調査観察会の開催、

更には「子どもエコクラブ」や

小学校での総合学習の時間を利用した調査観察会を行っております。

この調査の結果は、平成19年度に「鈴鹿市の自然」として刊行し、

平成20年度には市民の方々や、小中学校で活用していただくガイドブックも

刊行する予定でございます。

なお、昨年11月27日には

鈴鹿市文化会館で鈴鹿市の自然調査中間報告会を開催し、

市民の方々に調査の進行状況を報告させていただき、

約500名の方々に来場をいただきました。

今後はこの調査の結果を基に鈴鹿市の自然検討委員会や、

市民の皆様方からのご意見をいただきながら、

各自然環境別に保全施策を実施していく予定でございます。

このような自然の保全、

言い換えれば人の手が加わっていない自然の状況を把握し、

それを保全していくための施策の推進を図ると同時に、

身近な自然を市民生活の場にいかに調和をもって取り組んでいくかという

施策の推進も大変重要であろうかと考えます。

 

そこでこのたび、本市の大切な緑の保全や活用、

公園の整備、良好な都市景観を創設するための緑化推進を

総合的に進めるための指針として、

「鈴鹿市緑の基本計画」を策定し、緑の保全や活用に努めてまいりたい

と思いますので、ご理解を賜りますようにお願いを申し上げます。

 


10.後藤光雄


ありがとうございました

鈴鹿の豊かな自然を保全するために
現状の分析に力を入れていただくことはよく判りました。

また、ガイドブックを作っていただけるということで、楽しみにしたいと思います。
自然はいいなと感じるためにも、

動植物の調査などマクロ的な分析も

保全も大切な要因だと思いますので
これはこれでしっかりとお願いをしたい。というふうに思います。

また、生活の中に 緑と触れ合う環境作りのために

「緑の基本計画」というのも策定しておりますが、それも本当に大切で

自然検討委員会が何度となく開催されているのも
議事録などで拝見させて戴いておりますので、
本当にありがたいことだと感じております。

今回私が一般質問させていただいたのは
実は私は標高1000メートル近い山間部で育ったわけですが
今、海岸近くで生活をさせていただいていて、
昔話の海ひこ・山ひこの話しではありませんけれども
人は環境に育てられ、また、人が環境を作るということを感じる中で
この地、鈴鹿は、山の文化も 海の文化も持ち合わせていることが
大きな特徴であるというふうに感じております。


これを後世に残すためには、
今の子ども達に、海で育つ経験、山で育つ経験をしていただく事が
市長が言う『自然はいいな』というような感情や、
この環境を守る事、また、生かすことにつながる事だと思うのですが、
そういう観点から今回の自然の保全ということについての質問になりますと

環境部というよりも 
教育委員会の取り組みとなってくると思いますので
教育長に 子ども達、

通告には学生、生徒、児童というふうに、

小学生から大学生を含めてあげてありますけれども、

自然環境体験学習に対する考え方を

教育委員会のお立場でお答えいただきたいと思います。

よろしくお願いいたします。
 


11.教育長


 私からは後藤議員の2番目のご質問であります

「環境と共生するまちづくりについて」の

「豊かな自然の保全と自然環境体験学習の充実について」のうち、

「学生、生徒、児童の自然環境体験学習に対する教育委員会の考え方について」

ご答弁申し上げます。

 

今日、家庭や地域社会など

子どもたちを取り巻く環境の変化と物質的な豊かさの広がりの中で、

子どもの心の豊かさや精神的なたくましさの欠如、

また、人や社会と積極的にかかわる体験の不足による人間関係の希薄化や

小さい頃からの家庭での基本的なしつけの甘さによる

豊かな人間性の喪失傾向など

青少年の育成上の課題が浮かび上がってきております。

 また、大量生産、大量消費、大量廃棄という生活様式は、

身近な自然に無関心となり、地域の自然に目を向ける心の豊かさや、

感動する心を失わせつつあるように思われます。

 このような中、今日の社会においては、

若者を中心とした「フリーター」、

さらには、「ニート」と呼ばれる学ぶ意欲や働く意欲を失いつつある

そういった若者の増加が指摘されております。

私たち大人は、改めて、意欲的に生きる力であります

「人間力」を育むことの大切さについて目を向ける必要があると考えております。

 

様々な体験活動を通して

豊かな人間性を育む教育の大切さにつきましては、

教育委員会におきましても、十分認識しており、

各学校におきまして、

生活科、総合的な学習の時間、特別活動、道徳などにおいて、

体験活動を取り入れた学習活動を行うことで、

「生きる力」を養い、自然と「人間力」を身につけさせていく教育実践を

推進しているところでございます。

 

このような状況の下に、特に自然体験学習の取り組みにつきましては、

次の3つの視点を大切にして指導しております。

まず1つ目は自然環境は地域によって様々であることから、

地域の実態に応じて地域の自然環境を取り上げ、

日常的に取り組みやすい具体的な学習活動から始め

子どもに「やる気」をもたせることであります。

2つ目は、自然と直接触れ合う機会をできるだけ多くもたせ、

子どもたちの瑞々しい感受性を刺激し、

自然の中での自発的な遊びや体験を通して、様々な発見をする中から

自然に対する興味、関心や好奇心を育てることであります。

3つ目は、自然環境に対する知識の習得だけにとどまらず、

技能の習得や態度の育成をも目指すものであり、

その為に保護者や地域の方々、専門機関の方々との連携の中で、

継続して展開されることを大切にした、

そういった体験活動を進めることであります。

 

このような考えの下に、市内の各小中学校では

保護者や地域の方々の協力を得ながら、

それぞれの地域の特性を踏まえ、

子どもたちにとって身近な自然を教材として、

観察、実験、調査など体験活動を取り入れた

様々な学習活動に取り組んでおります。

 

例えば、ある学校では、

近くの川を蛍でいっぱいにしようと蛍を飼育したり、蛍のえさを放流したり、

川の清掃をしたりする自然体験を大切にした活動を行うなど、

自分達で地域の自然を守る取り組みを行っております。

さらに、

地元の町民会議や自治会、あるいはロータリークラブの方々の協力を得ながら、

海岸に松を植えたり、

アカウミガメが安心して産卵できる海岸の環境整備に取り組むなど

地域の自然環境を守る体験活動に

地域をあげて取り組んでいる学校もございます。

このように、各学校における自然体験学習を重視した指導の結果、

子どもたちは身近な自然に目をむけ、生き物を大切にするようになったとか、

更に地域の方々と協力して自然を守っていこうとする、

そういった気運が高まってきているなどの報告も受けております。

 

また、かねてより市内全ての小学校では、5・6年生を中心に、

鈴鹿山脈のふもとの宿泊施設やキャンプ場など

豊かな自然の中で、集団宿泊学習を行っております。

そ ういった機会を利用して、自然の中でのウォークラリー、

森林保全活動、登山、川原での自然観察など、

普段経験できないような自然と触れ合う体験学習を通して、

自然の素晴らしさや偉大さに気づいたり、

汗を流してやり遂げる成就感を味わったり、

仲間と助け合う喜びと、協力の大切さを感じ取るなど、

心を育む活動を行っております。

 

今後、こうした地域の自然や郷土鈴鹿の自然と触れ合う体験活動の取り組みは、

保護者や地域の方々、

さらには専門的な知識を持っておられる方々の協力を得ながら、

子どもたちが驚き、発見、感動に心震わせるような学習活動を展開できるよう、

教育活動を弾力的に取り扱うことが大切であると考えております。

子どもたちの豊かな人間性を育み、

生きる力を育成する教育の大切さが叫ばれておりますが、

このような教育の推進にとって、

自然と触れ合う体験学習は、不可欠であると考えており、

今後も様々な機会や、場を捉えて教育活動の充実に努めてまいりますので、

ご理解を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げ、答弁とさせていただきます。

 


12.後藤光雄


教育長、ありがとうございました

現状の鈴鹿市の教育委員会の
自然に絡めた体験学習の考え方を説明していただいたと思います。
決して間違えているなどとは到底思いませんし、
鈴鹿市が持っている自然というか、
環境をまだまだ生かしきっていないというか、

もっともっと生かせるのではないかという気がして聞いていました。

学校単位の取り組みを足し算をして

一枚の表の上に書き表して説明をしていただいたような気がするんですが、

もっと、先ほども言いましたように、

山も海もあってというのが鈴鹿の特徴であるので、

もっとその自然を活用していただける方法があるのではないか

というふうに感じておりま す。

 

私が今回、この自然体験学習という質問をさせていただいたのは、

教育長だけではなくて、市長におかれても
鈴鹿を地理的、社会的な位置からみて、
教育のあり方を考えて

将来に向けて具現化していかなければならない時代になったと、

今までの学校教育のあり方から変化をしてきている

というふうに感じていたことからさせていただいた訳です。

どういうことかというと、
昨年17年10月26日に開かれた第52回中央教育審議会総会で、
賛成22名、反対3名、棄権2名という形で採決された答申案を読むと、

「市区町村、学校が義務教育の実施主体として
より大きな権限と責任を担うシステムに改革する必要がある。
それぞれの地域の状況を踏まえた 
最適な教育を行う事ができるように 
できる限りその権限と責任を拡大する改革を
すすめることが必要である。」というふうにうたっていますし,
教育委員会と首長との権限分担を
できるだけ弾力化していくことなども明示されています。
 

かつての日本の教育というのは、

「教え込む」「知識を押し込む」というような形の教育をされてきた

というように私は感じていますが、

そういう教育から脱皮をするために
体験学習を取り入れ始めているのだというふうに感じております。


つまり、押し込むのではなく、子どもの中から引き出すということが

大切だというような見方に変わってきているんだと思います。

色んなことを体験することによって、その子どもの心が動く。

心が動いたことによってエネルギーになったり、

発見した感動に、人生を大きく左右されたりするわけですが、

その感じる心を引き上げて伸ばしてあげる、ということから

個性の尊重や、個人の特性を 生かす教育のあり方というのが、

将来的にもっともっと求められてくるであろうと思うのです。
また
現代の学校は、まだまだ子どもが評価される立場にいるという

小学生には評価というのは本当はすべきではない

というように述べている教育者もいますが

子どもの能力を何で測っているのか、

何の尺度なのかわからない中で評価するというようなこと、

そういうことからも脱皮するために
先ほどからも申しているように、鈴鹿の自然を利用して
たとえば林間、または海岸キャンプや、小岐須渓谷の沢登り、アブセイリング・・・

アブセイリングというのは、ロッククライミングというのは岩を登るのですが、

例えば橋とか、岩場もそうですが、上から下へ降りる。

命綱をつけて、ロープを使って降りることなんですが・・・。

アブセイリングとか、入道ヶ岳 を登山することだとか。

先ほど5・6年生がキャンプをしていると説明をいただきましたが、

もう少し踏み込んだ体験学習をしてはどうかなと思っております。
川を下るイカダ作りですとか、又はカヌーとか、シーカヤックなど

白子の漁港でも、海水浴場のところであればシーカヤックができるというふうに

専門家が申しておりましたけれども、
ぜひそういった鈴鹿の子どもたちの義務教育、特に義務教育に
体系的に自然体験学習をプログラムしていくことが、

市長のおっしゃっております
「鈴鹿の自然はいいな」にとどまらない、
「まちを愛し、まちを育てる人づくり」につながるのではないか

というふうに思うのですが、

教育長どうでしょう。

今、鈴鹿市教育基本方針に

「未来を開く、心豊かでたくましい子どもを育む鈴鹿の教育」というのを

あげていただいて、

色々細かく紹介していただいているんですが、

その中にこういった自然体験を体系的に取り入れて取り組んでいただきたい

ということで、ご意見をいただきたいと思います。よろしくお願いします。
 


13.教育長


最後のご質問にお答えしたいと思います。

ご質問というか、ご提案をいただいたということと受け止めたいと思います。

 

まず、自然体験学習をもう少し一歩つっこんで、そういったものにならないか。

そしてそういったプログラムを取り入れることができないかということですが、

こういった活動は、中心的には、やはり長期休業中のことかなと、

先ほども申しましたとおり、

小学校5年生、6年生を中心に実施しております、そういった宿泊メニューを、

よりダイナミックに、ある面では弾力的に実施することから

子どもたちの力を引き出してやる、

あるいは自然の素晴らしさを感じさせる、体感させる。

そんな中でまた、ある面ではちょっと厳しい環境の中で

子どもの自立とか、勇気とか、あるいはお互いに助け合う思いやりの精神とか、

そういったものを育んでいく、

いわゆる「人間力」を高めていくことが大事ということかなと思うのですが、

こういったことを実現するについては、

やはり、これまでのやり方の中でもう一回具体的に

現場の先生方、教職員と一緒になって、

その自然体験学習といいますか、学習プログラムのあり方を

実践の中で共に研究していくことが大事かなと。

あわせて、やはりその実現に向けては、

インストラクターといいますか、専門の方の協力。

そういった方の協力も必要かなと。

また、教職員の研修、教職員自らがやはりそういったことに関心をもつ、

そういったことの意義を十分理解するということが大事ですので、

そういった研修面の課題もあると思います。

そういったことで、今後幅広く研究してまいりたいと思います。

 

なお、後でお話しがありました鈴鹿市の基本方針に

自然体験学習といったものを、きちんと盛り込んで

というご提案だったと受け止めておりますが、

これはやはり「人間力」を育む面で大変重要と考えておりまして、

既に18年度の本市の基本方針の中に、

「学校づくり支援」というところがありますが、

その中に「夢すずか学校プラン支援事業」「すずか夢工房事業」「環境教育」等の

取り組みを載せております。

そういった中で学校を支援してまいりたい、こんなふうに思っております。

 

なお、今回改めて議員から環境教育、自然体験学習の重要さを指摘され、

基本方針に、より明確に入れたらどうかということですので、

これについては、19年度以降の基本方針の中で、

また検討していきたいと思います。よろしくお願いします。

 


14.後藤光雄


ありがとうございました

夏休み等の休みを利用してというようなことを少しおっしゃっていただきましたが、

実は教育課程に、

中学校でも水泳というのは必修というふうにになっているわけですけれども、

鼓ヶ浦と神戸にはプールがないと。

ですが、それに代わる授業があればいいということで、

教育課程では弾力を持たれていますが、

プールを作れということではなくて、それ以上、

また先ほどもいいましたように、学校運営に関しましては、

学校独自にやってもいいという方向にきていますので、

ぜひ、鈴鹿スタイルを作り上げていっていただきたいと思っております。

 

また、今回の質問のテーマになっております「自然」ということを言えば、

例えば青少年公園という大きな自然広場があるわけですけれども、

あの横を車で通っている人が、

「ああ、自然っていいな!」って感じる人もいると思うのですが、

通り過ぎるだけよりは、

その青少年公園の中を実際に歩いたり、
中の芝生で寝そべったり、転がりまわったり、

そういったことを体験したほうが 緑との共生を思うでしょうし、
その自然を守っていこうというふうに思うと思います。
自然を守るだけでなくて新しいものを作り出すパワーを、

ぜひそういう体験から作り出せるような

 

市長は日頃、まちづくりはひとづくりからだというような言い方をされています。

ぜひ鈴鹿スタイルを作って、鈴鹿のこの自然を守って、これを生かして、

そしていつまでも鈴鹿の人口が、

「ああ、このまちだったら住みたい」ということで、

20万人を超えましたけれども、一時は21万人を超えるだろうけれども、

また20万人に落ち着くだろうというような将来的な見方ではなくて、

ずっと増え続けていくと、大きなまちになれるんだというようなことを、

そういった取り組みを、ぜひ全市的にお願いしたいということを申し上げて、

今回の私の質問を終わりにしたいと思います。

よろしくお願いします。ありがとうございました。

 


戻る TOP