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■平成26年12月8日   要約  議事録

■■■平成26年12月定例会 (12月8日)

 

1 防災危機管理意識について
(1)津波防災の日の訓練について
(2)尊い生命を守るために出来る事
質問 近鉄線より海側に21か所設置されている防災同報無線では、聞こえない所、聞こえる所がある事をはっきり示して、それなりの対応ができるようにすべきではないか。避難所の認定や広報も、津波の到来を恐れ、避難しなければと考える市民の気持ちに応えるレベルにないことを自覚して、防災・減災に努めてほしいが。
答弁 防災スピーカーを補完する情報伝達手段として、2〜3倍伝達範囲が広いモーターサイレンの活用について消防と協議しています。さまざまな媒体を活用して、迅速な情報伝達に努めるので、市民の皆様には、日頃から緊急情報を知る努力を行ってほしい。津波に対しては、浸水予測区域外への避難を呼びかけていますが、緊急的に避難する場所の情報提供は、ホームページの修正等により、市民の利便性を考えて対応します。

録画中継

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■平成26年12月8日   要約  議事録

1. 後藤光雄 2. 防災危機管理監 3. 後藤光雄 4. 防災危機管理担当理事 5. 後藤光雄 6.防災危機管理監 7. 後藤光雄 

■■■平成26年12月定例会 (12月8日)

1. 後藤光雄


議席番号21番 すずか倶楽部の後藤光雄です。

今回は、鈴鹿市の防災危機管理意識について質問をさせていただきます。

まず、津波防災の日、11月5日でしたが、緊急地震速報の放送訓練が行われました。

その放送訓練について伺います。

新聞、自治会の回覧、広報すずか10月20日号などで事前に告知されていましたが、南海トラフ巨大地震の津波に備え、緊急時にどう避難するかを市民に再認識してもらう目的で、気象庁が全国一斉に実施する訓練放送に合わせて、消防分団のサイレンと、寺院の鐘も打ち鳴らす訓練を行った。

ということです。

鐘については、昔から緊急時に鐘を乱打していたこともあり、津波浸水予測地区にある沿岸の37寺院の鐘を消防団員が打ち鳴らす独自の訓練を計画し、気象庁が全国一斉に実施する緊急地震速報の訓練放送に続き、白子・若松・箕田・など海に近い消防7分団車庫のモーターサイレンが鳴り、市が「いのちの鐘」と名づけた37寺院の鐘が1分間に90回ほど鳴り響いた。

と翌日の朝日新聞に鐘を突く写真付きで報道がされておりました。

この機会に、

「放送や、サイレン、鐘が鳴ったら非常事態だと知ってほしい。実際に避難訓練もしてほしい。」

と呼び掛けている。

という内容で10月22日の朝日新聞の朝刊にも載っております。

新しい取り組みを加えて行われた津波防災の日の放送訓練についての検証を行ったかどうかをお尋ねします。

また、事前に呼びかけた、放送訓練に合わせた避難訓練はどこかの地区で行われたのでしょうか?

気象条件で、聞こえる範囲が変わるといわれている90か所にあるスピーカーから流れる放送が聞こえた地域、聞こえない地域の確認はされたのでしょうか?

サイレン、早鐘はどのくらい聞こえたのでしょうか?

地域の人の感想は、どの様に聞き取りしたのでしょうか?

この取り組みは今後も続くのでしょうか?

または拡大していくのでしょうか?

まずはこれをお尋ねします。


2. 防災危機管理監


それでは、後藤議員の「防災危機管理意識について」のご質問に答弁申し上げます。

津波防災の日の訓練放送についてですが、先ず、訓練放送を実施しました11月5日の「津波防災の日」についてご説明をいたします。

平成23年6月に東日本大震災を教訓として津波対策を総合的かつ効果的に推進するため、「津波対策の推進に関する法律」が制定されています。

この法律では、1854年11月5日に発生しました安政南海地震の際に、和歌山県で、稲に火をつけて暗闇の中で逃げ遅れていた人々を高台に避難させて津波から命を救った「稲むらの火」の逸話にちなんで、同日11月5日を「津波防災の日」と定めております。

津波防災の日は、全国各地におきまして、国や地方公共団体等によりまして津波防災の啓発に向けた行事や訓練が実施されております。

本市におきましても、南海トラフ地震の発生が懸念をされている中、当日は、大地震が発生したとの想定のもとで、一ノ宮、箕田、若松、玉垣、白子、稲生、栄、天名地区の津波浸水区域の住民を対象に、地震発生の情報と、津波からの避難の呼びかけにつきまして、3つの手段を用いた情報伝達訓練を行いました。

これらの情報伝達訓練の内容は、議員のご紹介にもございましたが、1つ目は、「全国瞬時警報システム」、いわゆるJアラートによる緊急地震速報でございます。

当日午前10時に、気象庁から消防庁経由で訓練のための緊急地震速報が全国一斉に自動配信されましたので、本市ではこの情報を、Jアラートと連動している防災スピーカーやコミュニティFMラジオから放送いたしました。

2つ目は、この訓練放送の後、直ちに、沿岸部等対象地域内の7つの消防団車庫に設置しているモーターサイレンを、吹鳴させました。

サイレンの鳴らし方につきましては、津波警報の合図として定められている「5秒鳴らして6秒休み」を、5回繰り返しました。

その後、3つ目として、対象地域にあるお寺の鐘を、打ち鳴らしました。

お寺の鐘については、昔から緊急時に、鐘を連打することを「早鐘」と呼んでいますが、改めて、地域住民の皆さまに、この情報伝達方法を認識してもらうために、「いのちの鐘」と名づけて実施をいたしました。

当日は、協力をいただくことになっておりました38箇所のお寺の内、行事と重なった1箇所を除く37箇所のお寺で、地元消防団や地域住民、あるいはお寺の方が、1分間程度、鐘を打ち鳴らし、津波からの避難を呼びかける訓練を実施いたしました。

なお、対象地域の自治会に対しては、事前にこれらの情報伝達訓練を説明する中で、当該訓練にあわせて、住民の避難訓練を実施してほしい旨の依頼をしておりますが、あくまで地域の自主的な判断に任せた対応としたことから、市では避難訓練の実施状況を把握をしておりません。

また、情報伝達訓練に際しましてモーターサイレン、お寺の鐘につきましては音の到達範囲を調査することはしていませんが、防災スピーカーの音声伝達状況につきましては、確認をしております。

今回、実施しましたJアラートを使った 緊急地震速報の訓練放送は、年間、2回実施しており、毎回、消防団等の協力を得て、90箇所などから順次、聞き取り調査を行っております。

今回の放送訓練でも、消防団により、加佐登、石薬師、久間田、井田川の4地区4箇所において、聞き取り調査を実施しております。

音声の伝達状況は、4箇所とも良好でございました。

「いのちの鐘」の取組みについては、37箇所において、実際に鐘を鳴らした消防団員や地域住民から、聞き取り調査をして、鳴らす側の視点から検証を行っております。

その結果、緊急時に「いのちの鐘」を運用するにあたって、統一的なル−ルを3つ定めております。

1つ目が、「お寺の鐘」の鳴らし方ですが、鐘を鳴らす間隔については、5秒から10秒に1回の間隔で、連続して打ち鳴らすこと。

2つ目が、「お寺の鐘」を鳴らす要員については、消防団員のほか、お寺ごとに、地域の中から3名から4名程度の担当者を決めておくこと。

3つ目が、「お寺の鐘」を鳴らす者自らの退避時間についてですが、消防団員であれば、団からの指示時間、地域住民であれば、津波警報発表から30分以内に避難行動を開始することでございます。

これら3点について、消防団や、お寺を含めた地域住民の皆さまと情報共有をしてまいります。

さらに、訓練終了後、対象地域の住民の皆さまから、市の方へメールや電話により、意見が寄せられております。

その一部を紹介しますと、

「今まで防災スピーカーの放送が聞こえなかった場所でも、複数の媒体により、カバーできるようになった」とか、「避難訓練を同時に行ったほうがよかった」等のご意見がございました。

市としましては、こうした意見を踏まえまして、今後、情報伝達訓練を実施するにあたりまして、地域の皆さまと連携を図りながら訓練計画を検討してまいりたいと考えております。

また、今回は、津波対策の一環として、情報伝達訓練を実施いたしましたが、順次、沿岸部から、河川の氾濫や土砂災害の発生が予想されます区域へその取組みを、広げていきたいと考えております。

以上でございます。


3. 後藤光雄


まず、「稲むらの火」の逸話の説明をしていただきました。

暗闇の中で逃げ遅れていた人々を高台に避難させたというのは、ちょっと違いますね

どんな話かというと、村の高台に住む庄屋の五兵衛さんは、地震の大きな揺れを感じたあと、海水が沖合へずーっと退いていくのを見たんですね。

津波がやってくるということに気付いて、でも村のふもとには祭りの準備に心奪われている村人たちがいて海の変化に気がつかないでいたので、村人たちに危険を知らせるため、五兵衛さんが自分の田んぼにある刈り取ったばかりの稲の束――稲むらと言うのですけど――に松明で火をつけたんですね。

この火を見た村人たちは、火事だぁと大騒ぎをして、消火のために高台に集まってきて津波から逃れる事が出来たという話です。

逃げ遅れた人を救ったのではなくて、気がつかない人を救ったのです。

ここが大事なとこなんですね。

答弁によりますとサイレンの鳴らし方は、津波警報の合図として定められている「5秒鳴らして6秒休み」を5回繰り返したとのことです。

そして、鐘は1分間ほど打ち鳴らした。

同報無線の到達範囲は、加佐登、石薬師、久間田、井田川4地区4か所で聞き取り調査をしているとのことです。

「いのちの鐘」は、1分間に90回鳴らす「早鐘」を1分間突き鳴らした。

と報道にありましたが、実際に鐘を鳴らした消防団員や、地域住民から聞き取り調査をして、鳴らす側の視点から統一的なルールを作ってくれた、ということです。

いくつか確認したいことがあります。

この、津波警報のサイレン「5秒鳴らして6秒休み」、このサイレンの鳴らし方、学校で教えているのでしょうか?

紀伊長島町の家庭では、殆どの家にこのサイレンの種類を書いた紙が貼られているそうです。

鈴鹿市は、サイレンの種類を紙ベースでお知らせして、理解をしていただくようなことをしているのでしょうか?

海岸沿いに住む人たちは、どれほどが津波警報・注意報、注意報の解除のサイレンなどの違いを分かっているのか、どのくらいの人が分かっているのかということをどうお考えなのでしょうか?

大津波警報は、3秒鳴って2秒休むを繰り返す

津波警報は、5秒鳴って、6秒休むを繰り返す

津波注意報は、10秒鳴って、2秒休むを繰り返す

注意報及び警報の解除は、10秒鳴って3秒休み、1分鳴る。

こういうふうに広報すずかの12月5日号と一緒に配布された津波ハザードマップには書いていただいてあります。

浜松市のホームページで、わたし覗いて調べてみました。

消防法で定められたサイレンの種類という表がありました。

それによると消防詰所から800メートル以内の近火の火災信号は3秒鳴って、2秒休む、これ同じですよね。

それを3回繰り返すと書いてあります。

9回繰り返しが大津波警報です。

津波警報「5秒鳴って6秒休む」も9回の繰り返しですが、3回の繰り返しだと、消防署団出場区域内の火災のサイレンになります。

津波注意報も「10秒鳴って、3秒休む」を9回の繰り返すのですが、2回だと山林火災の合図だということです。

この繰り返し方が、1クールのことで、それを何回か繰り返してくれるのか、それとも、サイレンのトーンが違うのか、ちょっとホームページを見ただけでは分からないのですけれど、今回、津波警報のサイレンを5回繰り返して鳴らしたと、これはそれで正しいのでしょうか。よかったのでしょうか。

子どもたちにはどのように教えているのでしょうか?

お尋ねします。


4. 防災危機管理担当理事


それでは「サイレンの周知に関するご質問」に答弁申し上げます。

津波警報等を、音響によって伝達する場合は、気象業務法の規定により、鐘音又はサイレン音を用いることとされており、気象庁が、警報等の種類に応じた鳴らし方を定めております。

なお、繰り返しの回数については適宜定めることとなっております。

津波サイレンの周知についてですが、平成19年の広報すずか3月20日号に、サイレンに関する情報を掲載して、市民の皆さまへの周知を行っております。

その内容としては、サイレンの種類として、「火災――いわゆる近火信号でございます――と、東海地震の警戒宣言、津波警報、洪水発生時の避難信号、国民保護に係る警報」の5種類につきまして、その意味や吹鳴時間、停止時間、繰返回数を掲載しています。

しかしながら、広報掲載後、相当の年数も経過していることから、今後も、定期的に掲載してまいりたいと考えています。

また、議員のご説明にもございました、今月、広報すずか12月5日号と併せて、全戸配布いたしました津波ハザードマップにも、津波警報等のサイレンの鳴り方を掲載しておりますので、地域における、防災啓発の中で取り上げて、周知を図ってまいります。

なお、子どもたちへの周知についてですが、平成21年3月に防災教育資料としまして、「津波警報を含むサイレン音」を録音したCDを公立の幼稚園、小学校、中学校に配布し、現在も小・中学校の防災訓練などで活用されております。

また、多くの人がサイレン音を覚知していただくため、機械的にセットされた繰返回数を適宜反復して吹鳴するなどして、避難の必要性の周知を一層図ってまいりたいと考えております。

ご理解いただきますよう、お願い申し上げます。


5. 後藤光雄


回数について、なかなか調べたところでは分からなかったのでお聞きをしたのですが、適宜繰り返していただけるということで、長さと休む時間を覚えておかなければと思います。

いずれにしても周知をしっかりしていただかないと種類が分からないわけですから。

今のお答えによると、サイレンの周知について、約8年前の平成19年広報すずかの3月20日号に記載した、それから、平成21年3月には、録音したCDを公立の幼稚園、小学校、中学校に配布したということですが、なぜ、公立の学校だけなんでしょう?

私立の幼稚園や、私立の中学校に通う子も、殆どが鈴鹿市民です。

配布された小中学校では防災訓練などで活用しているということですが、海岸沿いでない学校でも活用しているのでしょうか。

あえて確認はしませんが、たまたま山の方にお住まいしている子どもたちが海に遊びに来ているときに地震が起こるかもしれません。

そういうことも考えると、鈴鹿市内全校で、公立も私立も含めて活用してほしいと思います。

いのちの鐘を、5〜10秒に1回鳴らすということは、1分に6〜12回鳴らすことになります。

除夜の鐘は1分間に4回程度です。

1.5倍から3倍の速さで鳴る鐘で、緊急性を伝えるということなのでしょうね。

あまりに早く突くと、遠くまで響かなくなりますよね。

訓練の検証については、言いたいことばかりですが、質問の2の尊い生命を守るために出来る事に移ります。

尊い生命を守るために出来る事

11月5日の放送訓練の日、私は、寺家3丁目のさくら幼稚園にいました。

訓練放送を楽しみにしていました。

教職員にも、訓練のあることを知らせており、幼稚園は子安観音の境内にあるので、そしてまた約100メートルの距離に西方寺、正因寺というお寺が2軒ならんでおります。

防災無線の放送と、鐘の音を楽しみにしていました。

室内にいたので私は全く気がつきませんでした。

職員に聞くと、お寺の鐘の最初の音だけは聞こえたと、ということでした。

防災同報無線を平成24年から運用していただいていますが、90か所の内、近鉄線より海側には、21か所。

一つの塔に2個〜4個のスピーカーが付いていますので、全部あわせると69個のスピーカが付いています。

それだけ付いていれば、聞こえるものだと私は思い込んでいました。

聞こえなかったというと、防災危機管理課は、風向きなど気象条件で聞こえ方が違うと、いつもおっしゃっています。

それでも、いざという時には聞こえるだろうと安心して思い込んでいたんですが、聞こえないところは音声が届かないと、はっきり伝えるべきだと思います。

防災、減災するために、まず備えるための情報提供が必要です。

地震が来ることを知ることで、身を守る行動が取れる事がありますし、事前に、家具を凶器にしない転倒防止対策や、建物の耐震対策の必要性などを阪神大震災から学びました。

地震のあと、身を守ることができたら、今度は津波の被害から身を守る必要性を東日本大震災から学びました。

この、津波から身を守る準備として今回Jアラートの緊急地震速報に続く同報無線による情報提供のサイレンや、いのちの鐘を加えてくださったと考えますが、いつ起こるか分からないのですから、たとえば夜中に発生した地震。

停電状態を想定する必要もあります。

でも家族が比較的一緒に行動できるかもしれません。

昼間の発生は、周りは明るいですが、でも家族がバラバラになっている可能性が高い。

ともかくいろんな状況を想定しなければなりません。

その中で、市民に情報提供を適切に行うこと、適切に行なうから市民が冷静な行動もとれるでしょうし、減災につなげるために適切な情報提供が本当に必要になってくると思います。

今回質問に先立って、同報無線の配置図面に、聞こえる範囲を落とし込んだ地図の提供をお願いしました。

それは、平成25年3月7日と8日に実施した防災スピーカーの音声テストの結果を、私は昨年の防災特別委員会に所属しておりましたので、その資料をいただいておりました。

資料1を映写してください。

38番が鼓ヶ浦中学です。
40番がサンスポーツランドです。
41番が鼓ヶ浦公民館です。
39番が寺家8丁目、私たちはサンライズと呼んでおります。

寺家にはこの4箇所にスピーカーを付けていただいております。

ちなみに36番が白子小学校です。

ご覧になっていただいて、この300メートルの距離で聞こえると括ってある所が3つ4つあるんですが、空白のところに、実は鼓ヶ浦保育園があります。

近鉄線が通っておりまして、鼓ヶ浦中学38番からさくら幼稚園の位置は、本当にギリギリ。

実は鼓ヶ浦中学からさくら幼稚園までは350メートルから400メートルの距離があるんです。

辛うじて聞こえることがあります。屋外にいるとあります。

ところが、サンスポーツランドからは同じ距離約350〜400mなんですが、これはスピーカーの特性で、聞こえる範囲に入っておりません。

白子駅の方でも空白のスペースがあるんですね。

海側を全部網羅しているというわけでは決してないんです。

白子港のすぐ内側のところ、ここの辺は全然聞こえる範囲になっていないんですね。

寺家には、38〜41番の4基に12個のスピーカーを設置していただいています。

今度、白子駅西口の駐輪場に新しく設置してくださるようですけれども、そこより東側には、聞こえない地域がかなりあります。

それがどれだけカバーできてくるのかなと思っておりますが、実はこの地図は、まだ公表されていません。

川沿いで、津波浸水区域であっても、危険を知らせ、避難を促し、情報を伝えるといわれる同報無線には、もともと聞こえない地域があることを、もっと知らせるべきだと思いませんか?

確か4億円以上投資して、整備した同報無線ですが、情報が伝わる地域と、伝わらない地域をはっきりさせないと、住民自ら情報を取る努力をしなければならないということが分かりません。

同報無線を整備して仕事が終わったのではなく、情報伝達手段の第一歩にすぎないんだ、という意識が欠けてはいませんか。

お尋ねしたいんですが、平成 25年3月7日、8日に実施した防災行政無線音声テストの結果は、どう生かされているのですか?

聞こえない地域には、どうするのでしょう?

今後、3か所の増設計画があるということですが、それで終了でしょうか?

聞こえない危険地域への対策は、どう考えているのでしょうか?

津波の情報をキャッチしたら、いち早く浸水予想地域外へ避難してください。

と言っておられますが、地震の被害状況によっては避難がかなわないことも起こります。

要援護者といわれる、遠くに避難することの負担が大きい人たちのために「津波避難ビル」への協力を民間にもお願いされていますが、鈴鹿市のホームページの防災情報のページに避難所一覧というところがあります。

そこを開いても、「緊急避難所」としても、「避難地」としても、津波避難ビルは含まれていません。

津波避難ビルという表記もされていません。

ちなみに、サイレンの種類も鈴鹿市のホームページには載っていないのです。

聞こえる、知らせてもらえる設備だと信じてきました。

2年間の間。

聞こえない場所があるという現実から、個人で出来る事は何で、地域で出来る事は何で、鈴鹿市がすべきことは何だとお考えでしょうか?

お答えをいただきたいと思います。


6. 防災危機管理監


それでは、2点目の「尊い生命を守るために出来る事」についてのご質問に答弁申し上げます。

まず平成25年3月7日と8日に実施をいたしました防災スピーカーの音声テストについてですが、その内容としては防災スピーカーの設置場所90箇所から概ね200メートル離れた場所において、市の職員や小・中学校の教職員がスピーカーから流れる放送内容の聞き取り調査を行ったものでございます。

その結果としては、ほとんどの箇所において明瞭に聞き取ることができましたが、一部においては、聞き取りにくい箇所もございました。

こうした箇所においては、音の重なり等を考慮して、スピーカーの向きを、一部修正して改善を図っております。。

また、先ほども申し上げましたが、現在も、Jアラートによる訓練放送等の機会を捉えまして、防災スピーカーの聞き取り調査を行っておりますので、今後も聞き取りにくい箇所があれば、スピーカーの向きの修正する等して、音声伝達範囲の改善を図ってまいりたいと考えております。

続きまして、防災スピーカーからの音声が聞こえないエリアに関するご質問に答弁を申し上げます。

本市では、災害時における情報伝達手段の多様化を図り、市民に迅速かつ円滑に情報発信を行うため、情報伝達手段の一つとして防災スピーカーを整備いたしました。

整備の考え方としては、平成21年3月に策定した「鈴鹿市地域防災情報システム基本計画」にございます、市内全域を網羅的にカバーするのではなく、津波災害や河川氾濫、土砂災害の発生が予想される区域などに限定して、整備する方針に基づいたもので、市内90箇所に防災スピーカーを設置しております。

しかしながら、防災スピーカーの整備区域の中で、既設のスピーカーでは良好な音声伝達ができない比較的広いエリアが一部存在しますので、改善を図るために、津波災害の警戒部である長太地域と、白子駅前地域、河川氾濫の警戒部でございます小田町の計3箇所におきまして、現在、防災スピーカーの増設工事を実施しております。

また、防災スピーカーは、基本的には,屋内ではなく屋外向けの緊急情報伝達手段として整備しておりますが、整備区域にありましても、風向きや天候、あるいは地形や周辺の状況によっては、音声が聞き取りにくい場合がございます。

そうしたことから、放送が聞き取れなかった場合の対応策といたしまして、電話番号、383-8007で、放送内容を聞いてもらえるよう、防災スピーカーの放送内容確認サービスを提供しております。

また、防災スピーカーを補完する情報伝達手段としては、消防分団車庫に設置されていますモーターサイレンや、お寺の鐘を連打する「いのちの鐘」の活用を図ってまいりたいと考えております。

特に、モーターサイレンにつきましては、音声の伝達範囲が、防災スピーカーの2倍から3倍程度も広いため、防災スピーカーの音声によって、伝達しきれない区域をカバーする媒体として、非常に有効であると考えていますので、その活用について、現在、消防と協議をしているところでございます。

本市といたしましては、防災スピーカー整備区域内の市民の皆さまも含めまして、市のホームページや、メルモニあんしんメール、携帯電話の緊急速報メール、あるいは、地元のコミュニティFMラジオやケーブルテレビ等、さまざまな媒体を活用して、迅速な情報伝達に努めてまいりたいと考えています。

一方、市民の皆さまにおかれましては、日頃から、緊急情報の入手方法等、防災に関する情報や知識を取得する、いわゆる「知る努力」を行っていただくようお願いしたいと存じます。

そして、災害時には市が様々な媒体を通して発信いたします情報に基づいて、自分の命を守る行動や地域での見守り、助け合い等、「自助・共助」による適切な災害対応を行なっていただき、災害から被害の軽減をめざす減災に努めていただきたいと考えております。

最後に、本市のホームページの「鈴鹿市の避難場所」の項目に津波避難ビルの一覧が、掲載されていないとのご指摘についてですが、本市では、津波の発生が予想される際には、速やかに津波浸水予測区域外へ避難することを市民に呼びかけております。

一方、御身体の不自由な方など、避難に時間を要する方や、逃げ遅れた方などに対する支援策といたしまして、津波発生時に、緊急的に避難する施設として、津波浸水予測区域内にある小・中学校などの公共施設と、3階建て以上で、耐震性の高い構造等一定の条件をみたす建築物で、所有者等の協力を得られた民間施設を津波避難ビルとして、指定しております。

津波ビルの情報につきましては、こうした津波対策の観点から、ホームペ−ジ上のカテゴリ−として、「防災マップ」の項目の中の「津波ハザードマップ」に、施設の一覧を、掲載しております。

しかしながら、議員が指摘されました「鈴鹿市の避難場所」に掲載することで、2つの項目から、津波避難ビルの情報が確認できるようになり、市民の利便性につながると思われますので、サイレンの周知も含めまして、早急にホームページの修正を行うことにいたします。

ご理解賜りますよう、お願い申し上げます。


7. 後藤光雄


200メートルの距離で聞取り調査をしていると。

同報無線の聞こえる確認をですね。

スピーカーは300メートル、わたしの所は350メートルで聞こえない。

200メートルで聞き取り、それで鮮明に聞こえていると、それで調査していると言えるのでしょうか。

実際に、聞こえたかを、どうして住民に聞かないんでしょう。

方法はあると思うんですね。

その訓練の日にあなたはどこに居たのか、聞こえたのか、聞こえないのか、窓は開いていたのか、そういうアンケートも出来ると思います。

383-8007で同報無線の内容が聞ける。

地震が起きて停電になるかもしれません。

どんなパニックになるかも分かりません。

そういう時の確認方法としては電話だけでは、多分、かえって混乱になるかなと予想します。

防災危機管理課の危機意識、責任感があるかどうかですよね。

職員の想像力が市民の命を救ってくれると私は考えていますが、どうも、現状では、どれもが十分でない、あるいは、あるのに機能していない状態ではないかと感じます。

同報無線が設置される前から、ケーブルテレビCNSの緊急地震速報を導入しているところもあります。

しかし、今回の緊急地震速報の放送訓練では、本番を想定して――本番では両方鳴るわけですね、市内のスピーカー以外にも――本番を想定して共に放送を流すことは行われませんでした。

市民に必要なのは、正しくて、早い情報です。

自分の仕事の範囲にこだわって、市民の立場で考えられないのは危機感がないからでしょう。

訓練のための訓練を行っているにすぎないわけです。

緊急地震速報は、身を守る最初の手立てですが、家具の転倒や、建物被害から身を守れたあと、市民は、今何をしたらいいかの情報が欲しいわけです。

11月5日の放送訓練で避難訓練をしてくださいと言いながら、呼び掛けただけだから実際はどこがやったかは知らないと言う回答でしたし、おそらく知ろうともしていないのでしょう。

どうも、鈴鹿市の防災危機管理意識の状態はこれがすべてを物語っているような気がしています。

防災意識が日本一高いといわれる静岡市では、昭和50年代から同報無線を整備してきています。

鈴鹿市としては学ぶことだらけですが、そういった先を行くところから学ぶ姿勢も感じられません。

何年か前、わたしは車を運転して、窓を閉めていたんですけども、大雨洪水警報の放送を聞きました。

かなり走っている間、聞こえていました。

あのはっきりとした同報無線の放送を忘れられません。

鈴鹿と静岡の状況を例えると、ウサギとカメが競争しました。

ウサギが油断をして居眠りをしてくれたから、一歩一歩歩むカメは追いぬけましたけれども、ウサギがそのまま山を登り続けたら、カメとの差はどんどん広がるばかりがなんですね。

それが今の鈴鹿と静岡の関係のような気がします。

わかっていても、行動に移してない、ということですね。

静岡市では、同報無線の放送を屋内で受信できる受信機器、同報無線と同じ内容の音声を聞ける受信機器を、今年、平成26年度、1万個貸与配布したそうです。

来年は2万個を購入してもらう計画だそうです。

購入価格がいくら程度がいいか市民アンケートをしています。

人口約70万人、都市計画区域223平方キロメートル。

鈴鹿は全域で200平方キロメートル。

そこに628基の屋外拡声子局があります。

628です。

鈴鹿は90です。

後からできたビルなどによる反響の影響などもあって、アナログ電波をデジタル電波に切り替える作業のなかで、現在いろんな検討が行われているようです。

市民のアンケートでは、音が大きくて確かにうるさいとは思うけれども、自分たちに危険を知らせてくれるものだからありがたいことだと、多くの人が答えています。

緊急地震速報が聞こえなくても吹鳴されるサイレンで、危険の意味を理解して身を守る対応ができる子どもたちに育てられるのは、教育です。

「津波てんでんこ」の教えも、子どもたちに浸透していたからこそ被害を小さくできたのです。

市のホームページも手を加えてくださるとおっしゃいましたが、充分ではないです。

緊急避難所にしても、公共施設のみです。

しかも、地震時には使えませんよ、津波対策ではありませんよ、というのは一覧表の中に縦の項目で×印がしてあるだけです。

まさにお役所仕事。

避難地も市内の公園を列記し、その公園の広さと標高を書いてあるだけです。

子安観音寺の境内にあるさくら幼稚園が、屋上への避難階段を作りました。

手すりも作りました。

屋上の高さは道路から10メートルあります。

海抜は12メートルくらいになります。

でも2階建てです。

津波避難ビルの指定は3階以上、ということになっています。

私立ですが、教育基本法第1条の学校です。

同報無線の設置にしても、声をかけていただければ、聞こえない状況です。

先ほど地図を見ていただきました。

敷地をお貸しすることも、施設の一部をお貸しすることもできます。

民間の施設であっても住民の安全のために協力してくださるところを探して、利用する努力も見えません。

役所内のデスクワークのみで、防災対策をしている感が強い現状です。

防災危機管理課の職員の制服を作って、登庁したらすぐ制服に着替えるべきだと、わたしは何度か言ってきました。

消防長もわざわざ背広に着替えて議場に入っておられますが、必要があるでしょうか。

もし今、大きな地震が起こってですね、災害対策本部を立ち上げるとすると、着替える時間が省けます。

災害はいつ起こるか分かりません。

制服でここに座ることは可能ではないのでしょうか。

ルールがあるそうですが、見直す必要もあるのではないかと思っています。

いずれにしても、いつ起こるか分からないという前提に立っていないというふうに感じます。

幸い、危機管理課に消防から職員が配属されました。

現場を知る職員の存在で、危機管理課の変化を感じています。

歩みの遅さは、早く歩める力を拒む職場の空気があるからでしょうか。

それとも役所の風土でしょうか。

いつでも、どこでも、何をしていても、情報提供する手段を、考えてほしいと思います。

特に海岸沿い、危険が予想される場所に居住する市民との意識を共有する気持ちを持ってほしいと思います。

職員全体の気持ちのあり方、持ち方が本当に重要だと思います。

繰り返しますが、同報無線が聞こえないということは、地震の揺れの後に、避難した人たちへの情報伝達に、より多くの労力が必要になります。

車でまわっても、なかなか聞き取れません。

ヘリコプターが海岸を、津波警報が出ていますと飛んだことがあります。

プロペラ音で聞こえません、何を言っているのか。

何が正しい情報なのかの判断も難しくなります。

いろんな噂が出てきます。

自助、共助の準備は、もちろん必要です。

しかし、公助、つまり市の防災、減災に対するあり方、どういう対策をしているかということを、正しくきちっと市民に伝えることで、そこから自助、共助は何をすればいいかということが、はっきりしてくるんじゃないでしょうか。

この前、ある研修にでた仲間が、わたしに一つ教えてくれたことがありました。

頼まれごとは、試されごとだと。

頼まれたことは、頼んだ人の予想を大きく裏切って、大きく返しましょうと。

頼まれごとは、試されごとなんだと。

鈴鹿市は市民から税の付託を受けて、生命と財産を守る、そういう頼まれごとをされているわけです。

市民がびっくりするくらいの防災危機意識をもって、対応していただきたいと思います。

海辺に住む人間の切実な声だというふうにお聞きいただきたいと、そういうお願いをして、今回の私の質問を終わらせていただきます。

ありがとうございます。


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