TOP  戻る

■平成27年9月10日   要約  議事録

■■■平成27年9月定例会 (9月10日)

 

鈴鹿市への観光集客施策について
質問 伊勢志摩サミット、インターハイ、東京オリンピック、国民体育大会と続く国内外からの観光集客のチャンスをどのようにとらえているか。特に文化的歴史的に価値の高い伊勢型紙による集客を図るべきと考えるが、市の考えは
答弁 平成26年度入込客数は、前年より13万人増えて465万人となっている。市に関心をもっていただく一手段として、本市の特産品を返礼品として利用する「ふるさと納税制度」も28年4月実施に向けて整備していく。伊勢型紙で染められた全国各地の留柄についての資料集作りは意義深く、「彫る」「染める」着物などの製品を「見せる」ために伝統産業会館と資料館との連携を、伊勢型紙産地協議会の皆様と協議しながら、前向きに検討したい。このチャンスに鈴鹿市の魅力を発信し、活性化につなげてまいりたい。

TOP  戻る

■平成27年9月10日   要約  議事録

1. 後藤光雄 2. 産業振興部長 3. 後藤光雄 4. 産業振興部長 5. 後藤光雄 6.生活安全部長 7. 後藤光雄 8. 生活安全部長 9. 後藤光雄 10. 産業振興部長 11. 後藤光雄 12. 産業振興部次長 13. 後藤光雄 14. 産業振興部長 15. 後藤光雄 16. 企画財務部長 17. 後藤光雄 18. 市長 19. 後藤光雄

■■■平成27年9月定例会 (9月10日)

1. 後藤光雄


議席7番、鈴鹿の風の後藤光雄です。

今回は、鈴鹿市へいかに多くの方々にお越しいただけるかという観光集客の施策について質問をさせていただきます。

先月の8月6日までパブリックコメントを募集していた鈴鹿市総合計画2023の基本構想の素案、これは、2023年平成35年までの8年間で目指す鈴鹿市の姿を示すものですが、将来都市像を支えるまちづくりの柱として、

1)大切な命と暮らしを守るまち
2)子どもの未来を創り、豊かな文化を育むまち
3)みんなが輝き、健康で笑顔があふれるまち
4)自然と共生し、快適な生活環境をつくるまち
5)活力ある産業が育ち、にぎわいと交流が生まれるまち

の5つを掲げています。

その5番目のにぎわいと交流が生まれるまちへの取り組みについて

「地域資源の積極的な活用を進め、観光振興や、まちづくりに必要な経営資源を確保するためのシティセールスの取組がますます重要となっています。このため、生産者や商業者、企業などと連携しながら、新商品の開発やブランド化、国内外への積極的な販路拡大などに取り組むとともに、市内外からの活発な集客交流を生み出し、にぎわいと活気を創出するまちづくりを進めます」

とあります。

活発な集客交流を生み出し、にぎわいと活気を創出するまちづくりを目指すということに関していろんな角度から質問をします。

まず、ここ数年の市内観光施設別の入込客数はどうなっているのでしょう。

また近年の動向は、どのような傾向を示しているのでしょうか。

お答えください。


2. 産業振興部長


それでは、私からは、後藤議員の「鈴鹿市への観光集客施策ついて」の御質問のうち、観光入込客数につきまして答弁申し上げます。

三重県内では、来年度の伊勢志摩サミット、平成30年度のインターハイ、平成33年度に予定されています国民体育大会など、国内外を代表する催しがございます。

これらの催しに加え、平成32年度に開催予定されておりますの東京オリンピックなど、本市への誘客の大きなチャンスと考えています。

なかでも伊勢志摩サミットにつきましては、今月8日に市長が、鈴鹿市市議会議長、商工会議所会頭、モビリティランド鈴鹿サーキット総支配人にご同行いただき、本市の情報発信の強化ができますよう、副知事に陳情を行っています。

このような中、本市では、平成19年3月に策定しました、鈴鹿市観光振興基本計画の対象期間が本年度で終了しますことから、現在策定中の鈴鹿市総合計画2023に連動いたしました、新しい観光振興方針の策定を行っています。

この方針では、先程の県内外のビッグイベントを念頭におき、インバウンドの促進、仮称鈴鹿パーキングエリアの活用・スマートインターチェンジの利活用、モータースポーツの振興、広域観光の振興、産業観光、スポーツ観光などの振興など、6つの柱として、小中学生の修学旅行なども含めました、集客方法を検討しまして、今後の本市観光施策の方向性を示すものとなります。

この観光振興施策のなかで、議員ご質問の観光レクリエーション入込客数は、重要な指標になると考えています。

観光レクリエーション入込客数は、観光庁が、平成21年12月に策定しました、「観光レクリエーション入込客統計に関する共通基準」に基づきまして、各都道府県が調査を実施しておりますもので、調査対象施設は、「前年の観光レクリエーション入込客数が年間1万人以上、もしくは、前年の特定月の観光レクリエーション入込客数が5千人以上であること」などの要件を満たすものとなっています。

この基準に基づきます、本市の観光レクリエー

ション入込客数は、鈴鹿サーキット、椿大神社など13の観光施設やイベントなどが対象となっておりまして、最近は、入込客数の増加の傾向でございます。平成26年度の年間入込客数は約465万人、前年度より約13万人の増加となっていますのでご理解くださいますようよろしくお願いいたします。


3. 後藤光雄


年間464万人の方が鈴鹿市にお越しいただいているということですね。

ここ数年増加しているようですが、昭和50年からのデータをいただきました。

それによると、昭和50年からの40年間、一番多かったのが平成3年の530万人ということです。

総合計画2023では、8年後の目標数字を550万人としていますので、是非この数字を超えてなと思っております。

今日9月10日に開設100年を迎えた白子駅です。

18日まで、白子公民館で大正4年に開通した白子−高田本山間7駅の移り変わりを、資料や写真展示で紹介しています。

また白子駅でも今日から20日まで「白子駅百周年今昔写真展」を催しているようです。

この白子駅、当初は東口だけだったようですが、昭和37年1962年に鈴鹿サーキットが開園し、レース開催時だけ臨時改札が西側に出来、のちの西口開設のきっかけになったとの説明つきの写真もあるようです。

百年を迎えた現在、年間乗降客数は、500万人と言われています。

県内の他の駅はどのくらいかというと四日市駅1873万人、津駅960万人、桑名駅742万人、近鉄富田駅565万人です。

それに続く5番目が白子駅の乗降客数となっています。

ちなみに鈴鹿市駅は、109万人、平田町駅は182万人です。

この白子駅西口に、今年の4月1日から駅西自転車駐輪場が完成利用されています。

近鉄白子駅は、鈴鹿市の玄関口と言われ、20万人都市にふさわしい駅前広場にと改修をしていただきました。

が、駅西口に降り立ったとき、駐輪場に公衆トイレがあるという案内がないのはなぜでしょうか?

以前は、ぐちゃぐちゃにおかれた自転車が見え、狭い駅前広場にtaxi、バス、送迎の車と、特に雨の日には混雑していたのが、かなり整然としてきました。

その白子駅西口に降りたったとき、右手に出来た駅西駐輪場の存在は目に飛び込んできます。

それが駐輪場であることは、自転車のマークが上品に壁についているのでわかるかなと思います。

しかし屋上が津波避難場所になっていることや、駅構内のトイレをスル―してきた方に、公衆トイレの存在を知らせてくれる案内が見当たりません。

観光協会側、駅に対面する方向の壁にはトイレ表示がありますが、せっかくトイレを設置したのに、気づいていただけないということは残念で仕方ありません。

案内表示はできないのでしょうか。

お答えください。


4. 産業振興部長


私からは後藤議員の2つ目のご質問でございます、「白子駅前駐輪場のトイレ案内看板の設置」につきまして、答弁申し上げます。

白子駅前広場は、地域の自治会や住民の皆様をはじめとしました方々で、策定いたしました、白子駅前広場整備計画に基づき整備されたものでございます。

この整備のなかで、白子駅西口タクシー乗り場付近に新たに設置しました「駅前広場案内板」にて、トイレと自転車駐車場を併記しています。

なお、F1日本グランプリ開催時におきましては、駅利用者の増加が考えられますことから、臨時のトイレ案内看板を設置する予定でございますので、ご理解くださいますようよろしくお願いいたします。


5. 後藤光雄


今の答弁にありました、階段を降りたところの、市内案内マップの横に、確かに駅前広場の配置図、60、40cmくらいですか、そこに点字も併記されてありました。

その存在に今まで気がつきませんでした。

なかなか気が付いてもらえないのかなと感じております。

ぜひトイレ、それから屋上が津波避難ビルになっているという表示もあるんですが、建物の横にありまして、しかも道路に並行しているものですから、駅を降りてきたときに、反対側の飲食店の方から見たときに津波避難ビルだという表示は分からないので、そのへんの気配りをぜひお願いしたいと思います。

にぎやかになりました、夜の白子駅前通りの飲食店を利用される方々の中にも、公衆トイレの存在を知らない方が結構みえます。

初めて鈴鹿に、白子にお越しいただいた方々を迎えるおもてなしの心の表現としては、物足りなく感じます。

お考えいただくことをお願いして、次の質問をします。

駐輪場ですが、試行期間中である利用状況についてお尋ねしたいと思います。

駐輪場を作っていただいて、ぐちゃぐちゃにおかれた自転車の風景が、整然とされたわけですが、指定管理者を募集するにあたって、駐輪場の開所時間について、始発電車から、終電までの利用を考えてくださいとお願いしました。

ちなみに、始発は伊勢中川行きが5:12四日市行きが5:25です。

終電は白塚行きが0時9分四日市行きが23時31分ですが、現在、朝6:00から終電後の午前0時半まで
オープンしていただいています。

この開所時間は、1年間の試行の後、改めて考えるということになっています。

駅西駐輪場を設置していただく前に、駅東にある有料駐輪場の利用者について、利用者の内容を調べていただきました。

駅東の駐輪場は、近鉄線より東側の市民が利用しているものだという予想とは、ずいぶん違い、市外の方も多かったと記憶しています。

市民が出かける際に、自転車を預けるというだけでなく鈴鹿にお越しいただく方、白子にお越しいただく方が移動の手段として使う為に預けている数の多さに気付かされたわけですけれども、現在の駐輪場の契約状況について、また先ほど質問したトイレの使用状況について、お答えください。


6. 生活安全部長


私からは、白子駅西自転車駐車場の預かり状況等についての御質問につきまして答弁申し上げます。

白子駅西自転車駐車場につきましては、本年4月1日に開場し、5カ月が経過をいたしました。

当該施設は、管理人が常駐しておりまして1カ月、3カ月、6カ月、1年の期間を決めて契約する定期利用が253台、一時利用が31台、併せて284台の自転車及び原動機付自転車等をお預かりできる施設でございます。

利用状況について申し上げますと、定期利用については、直近の8月末で253台中、234台の契約をいただいており、利用率は92.5%、また、一時利用については、8月の1カ月間では、延べ369台の利用があり、一日当たりですと11.9台、平均利用率は38.4%となっております。

また、従来から開設しております白子駅東自転車駐車場と白子駅東第2自転車駐車場においては、定期利用として452台、一時利用として18台、併せて470台の自転車等をお預かりできる施設でございます。

こちらの定期利用者は8月末で452台中、232台が契約をいただいており、利用率は51.3%、昨年同期と比較して、契約台数で49台、利用率にして10.9ポイント減少しております。

また、一時利用については、8月の1カ月間では、延べ101台の利用があり、一日当たりですと3.26台、一日あたりの平均利用率は18.1%の利用となっており、昨年同期と比較して、こちらも台数で49台、利用率にして8.8ポイント減少しております。

次に、白子駅西自転車駐車場につきましては、近鉄白子駅の最終電車に併せて閉鎖時間を試行的に2時間延長し、24時30分まで開設しておりますので、その時間帯の自転車駐車場及びトイレの利用者の状況について申し上げます。

4月1日から8月31日までの5カ月間ですが、入庫した台数が48台、出庫した台数が354台、トイレの利用者が590人となっております。

1日あたりに換算しますと、入庫した台数が0.31台、出庫した台数が2.31台、トイレの利用者が3.86人といった状況でございます。

自転車駐車場につきましては、今後も利用者の利便向上に努めてまいりますので御理解くださいますよう、よろしくお願いいたします。


7. 後藤光雄


定期利用が92.5%、駅東の駐輪場は10.9%減少している。

一時利用はまだまだ余裕がある、ということですね。

22時半からの2時間に自転車の入庫、出庫がありトイレも利用されているようですが、数的にはそんなに多くないと聞きました。

まだまだ知られていないのかなと思います。

駐輪場は、鈴鹿にお越しになって、白子にお越しになって、学校や仕事に出かけ、帰りに預ける方と、地元の人が、他所へ通勤・通学、買い物等に出かける際に預ける場合があるわけですが、白子以外から通勤・通学にお越しになる方は、大切な足の預け場所として利用していただけると思います。

しかし、地元の人たちが、他所に出かける時も、一時使用を含め、盗難の恐れなく預けられる場所の存在や、駐輪場の空き情報をもっと周知していただきたいとお願いして次の質問に入ります。

空港、観光地でよくみられる、インフォメーションマーク(iマーク)、それからクエスチョンマーク(?マーク)、正式にはクエスチョン&アンサーマークというようですが、市内に設置する考えはないか、ということです。

鈴鹿市への集客を増やすためには、鈴鹿市の魅力が発信されることと、お越しいただいた方へのおもてなしの心が必要だと思います。

かつて伊勢路の商売は、リピーターを考えなくても国民が一生に一度はお伊勢さんを訪れてくれれば…という発想であったと言われていましたが、そのお伊勢さんに、おかげ横丁ができ、また伊勢自動車道ができたことによって通過していく来県者をどう引き付けるかが県内市町の課題となってきたわけです。

その県内にあって、鈴鹿の名は、国内はもとより、海外での知名度も高いと思います。

サーキットであったり、伝統産業、歴史や文化、豊かな自然等々の魅力の発信は重要なことですが、お越しいただいた方々に、おもてなしの心の表現の一つとして、空港や、観光地、サーキットの中でも目にするインフォメーションマーク、やクエスチョン&アンサーマークを、このマークをまずは公共の施設から使用していくというお考えはありませんか。

情報提供しますよというインフォメーションマークや、お尋ねくださいという意味のクエスチョン&アンサーマークをまずは公民館や市民センターであったり、庁舎1階総合案内のところにあるインフォメーションマークマークもありますが、もっと大きく設置して、まち全体がおもてなしの心でお客様をお迎えするという姿勢を示すきっかけづくりにしてはどうでしょう。

また子どもたちにも、グローバル社会への対応、国際都市鈴鹿としてのセールスポイントとして伝えていけるのではないでしょうか。

お考えを伺います。


8. 生活安全部長


それでは、議員御質問の3点目、「インフォメーションマーク(iマーク)、クエスチョン&アンサーマーク(?マーク)の設置について」答弁申し上げます。

議員御質問のインフォメーションマーク、クエスチョン&アンサーマークなどのマークにつきましては、国土交通省の関係公益法人である公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団が不特定多数の人が出入りする交通施設、観光施設、スポーツ施設、商業施設等に使用される標準案内用図記号をガイドライン化し、現在はJIS規格化して普及を進めているものでございます。

この標準案内用図記号のインフォメーションマークにつきましては、「情報コーナー」を示しており、クエスチョン&アンサーマークにつきましては、「案内所」を示しているものでございます。

こういった国際的に認識されたマークを施設に表示することにより、国内外の来訪者を問わず御案内ができる施設として認識できるものでございます。

このマークの利用方法といたしましては、一般的に次のようなことが考えられます。

一つは、施設内におきましては、議員から御説明いただきましたように、空港などの不特定多数の方々が利用する大規模な施設においては、様々なサービスを提供しているため、案内窓口への誘導を目的とした利用、及び、その窓口であることを表示するための設置でございます。

もう一つは、施設自体が、マークが示す「情報コーナー」や「案内所」の機能を有している場合に、その建物への表示をすることが考えられるものでございます。

御承知のように、地区市民センターは地域に一番身近な行政窓口として、各種届出や証明書の交付、税等の収納業務、また市民と本庁との業務の取次ぎや地域づくり協議会などの地域振興活動の推進等、様々な業務を行うとともに、多くの地区市民センターでは公民館業務も兼ねて行っております。

このような業務と合わせ、関係各課からの依頼に基づき、催し物やお知らせなどのチラシやポスターをお客さまの目に触れやすい場所に配置し、情報の発信を行っています。

道案内や施設案内などもお答えできる範囲で御案内をさせていただいているところでございます。

これらマークの地区市民センター施設内への設置についてでございますが、地区市民センターは本庁舎のように総合案内を要する大規模な施設ではなく、入口を入ると間近にカウンターがあり、すぐに職員が対応させていただけることから効果が薄いと考えられます。

しかしながら、地区市民センター建物への表示については、グローバル社会への対応などが求められるなか、マークの認知度や理解度、普及の度合いなども鑑みつつ、今後、調査・研究してまいりたいと考えておりますので御理解いただきますようお願い申し上げます。

以上でございます。


9. 後藤光雄


今後調査、研究してくださるということです。

初めて訪れたまちとかですね、空港のインフォメーションマーク(iマーク)やクエスチョン&アンサーマーク(?マーク)の存在は、ありがたくてほっとするものです。

是非公共施設だけでなく、民間施設にもこのマークが広がることを期待して取り組みをお考えいただきたいと思います。

次に伊勢型紙での集客について質問いたします。

鈴鹿の魅力が、個人のネットワークからででも、もっともっと発信されてほしいと思っています。

名古屋から伊勢志摩までの間で、近鉄線を利用して海の幸を買い求められる白子漁港。

特急が停車し、駅から歩いて行ける立地の良さも、もっともっと利用されていいものだと思うし、歴史的に、江戸のにぎわいが白子にもあると言われた、江戸時代の紀州藩と白子の廻船問屋の関係が残る史跡。

1軒になってしまいましたが、奈良に次ぐ墨の産地であること、その墨屋さんが硯(すずり)で1分すれば濃い墨になる1分墨を作って、墨の利用、普及に努力されていること、あの横山大観画伯が、鈴鹿の墨を愛用していたという話も聞いたことがあります。

鈴鹿の魅力は、その分野に興味のある人にとっては、とても大きなものだと思います。

伊勢型紙に関する市役所の担当課が、産業としての型紙を担当する産業振興部と、伝統技術の保存として担当する文化振興部の存在がある事を3月議会でも質問しました。

新聞紙面には、伊勢型紙資料館で展示会が行われている、伝統産業会館でも、こんな催しがあるとよく掲載していただいてはいるものの、伊勢型紙技術保存会が、刊行した「図録伊勢型紙」は資料館で販売したものの、伝統産業会館では販売していませんでした。

伝統産業会館で販売している印伝は一体どうなのでしょう。

永い歴史の中で、型紙の表記も、人形の形と模型の型があったものが統一されたのは最近です。

しかし、危機感を感じていながらも、それぞれの立場もあり、役所も担当が分かれているように、なかなか一体に動くことは難しいことがあるやと思います。

そんな現状で、伝統にかかわる人々をつなぐものは、鈴鹿市としておもてなしの心でお迎えするという態度ではないでしょうか。

鈴鹿市として、もっと伊勢型紙を前面に押し出して集客する努力をする気持ちはありませんか。

お答えください。


10. 産業振興部長


それでは、伊勢型紙での集客について、答弁申し上げさせていただきます。

ご質問の鈴鹿市伝統産業会館と伊勢型紙資料館とが連携いたしました集客体制についてでございますが、寺家三丁目にございます、鈴鹿市伝統産業会館につきましては、本市が全国に誇る「伊勢型紙」と「鈴鹿墨」の伝統的工芸品を紹介し、優れた技術を後世に伝えることを目的に、昭和58年に開館いたしました。

本会館では、品質の良さで知られる「鈴鹿墨」や、着物の生地を染めるために用いる「伊勢型紙」の道具や作品などを展示しており、伊勢形紙協同組合主催により、昨年初めて開催した「伊勢型紙2014東京展」や、今年で8回目を迎える「匠の里フェスタ」など、全国の方々に広くPRする事業を展開してきております。

また、文化振興部の所管いたします白子本町の伊勢型紙資料館におきましては、平成9年に開館し、伊勢型紙の作品や歴史資料などの展示に加え、型紙彫刻の実演も見学することができます。

また毎年、伊勢型紙技術保存会主催による企画展を開催しており、昨年は「染絵模様展」、今年は「半衿のお洒落展」などの展示会を行っております。

こうして、それぞれの団体が取組を進めてきた中で、団体どうしの横のつながりの強化を図ります、伊勢型紙の産地としての一体感をより一層強めるため、平成20年に鈴鹿市伝統産業会館を管理・運営する「伊勢形紙協同組合」、伊勢型紙資料館を管理・運営する「伊勢型紙技術保存会」に、「伊勢型紙彫刻組合」、「伊勢形紙伝統工芸士会」を加えた4団体が「伊勢型紙産地協議会」を結成し、更なる伊勢型紙の振興につなげてきております。

こうした取組は、本市が世界に誇る伝統的工芸品「伊勢型紙」を広くPRすることができ、ひいては地場産業の活性化につながることから、今後も両館が連携を密にしていくとともに、「伊勢型紙産地協議会」を中心とした円滑な事業の推進が更なる集客につながるよう、本市といたしましても「伊勢型紙産地協議会」の皆さまと協議させていただきながら、集客策を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。


11. 後藤光雄


産地協議会の皆様と協議しながら振興策を進めていくということです。

市としての思いはどうなのでしょうか。

過去の物にしてしまっていいのでしょうか。

視点を変えて質問します。

ジャポニズムで西欧に知名度のある伊勢型紙での集客を、どのように考えているかということですが、昨年ですか東京、京都、三重の美術館で開催された、「ジャポニズム伊勢型紙と西洋文化との関係展」には、多くの人が訪れたことは記憶に新しいことですが、江戸時代末期から多くの型紙が西洋に持ち出され、現在に続く西洋のデザインに大きな影響を与えたことに興味を持つ人も内外に沢山います。

こういった人たちを引き寄せる、伊勢志摩サミットに来る、例えば、先進諸国のファーストレディ達の足を鈴鹿に向けるといった施策をお考えになりませんか。

お考えを伺います。


12. 産業振興部次長


再度のご質問に答弁申し上げます。

ジャポニズムで、西洋に知名度のある伊勢型紙での集客をどのように考えているのかについてでございますが、19世紀中頃、国際博覧会への出品などをきっかけに伊勢型紙は西洋に伝わり、20世紀初頭には「アール・ヌーヴォー」といった西洋の多くの芸術家たちの創作活動に大きな影響を与えました。

そうした時代から100年以上経った今、改めて西洋を始めとする世界各国で、伊勢型紙の素晴らしさが再認識されているところでございます。

そうした中、来年5月に三重県で開催されます伊勢志摩サミットにおきましては、各国の首脳を始めとする政府関係者及び報道関係者など、海外から多くの方々をお迎えすることで、三重県はもちろんのこと、伊勢型紙を始めとする本市の地域資源の魅力を世界に発信できる絶好の機会と捉えており、配偶者プログラムなどの様々な場面におきまして活用いただくよう積極的に働きかけているところでございます。

こうした機会を捉えて海外に向けて情報発信していく取組は、国内はもとより、海外からのお客様をお迎えできることにつながるとともに、これをきっかけとした販路拡大を一層促進してまいりたいと考えていることから、今後も継続的に取り組んでまいりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。


13. 後藤光雄


配偶者プログラムなどのさまざまな場面において活用いただくよう積極的に働きかけていく、というお答えです。

伊勢型紙は、着物の柄を染めるのに使われる訳ですが江戸時代、藩毎に柄が決められて、

などが良く知られ、定め小紋または御留柄などと呼ばれこれを他藩が使用することを禁じていました。

また、藩の中でも位によって柄の大きさが違うものが着用されており、位が高くお殿様の近くに座る場合は柄の細かいものを、位が下がり座る位置も後ろになるにしたがって柄も大きくなり6段階の大きさがあったということです。

この各地の大名、藩ごとに違うお留柄の型を作っていた伊勢型紙の産地である白子との関係を集客施策につなげられないか伺います。


14. 産業振興部長


再度のご質問に答弁申し上げます。

伊勢型紙でつながる各地の御留柄の件でございますが、御留柄とは、伊勢型紙から作られた武士が着る「裃」の柄のことでございまして、そのほとんどは伊勢型紙で染められたもので、江戸時代には藩を象徴するものとして、全国各地の大名が他藩に負けないようにと、型紙商人に緻密で、美しい柄を注文していたことから、世界でも類を見ない、繊細な柄が、全国各地で残り、伊勢型紙の価値を高めるきっかけとなりました。

しかしながら、時代の移り変わりによる洋服文化への移行により、伊勢型紙は産業として、徐々に衰退し、職人の高齢化も進むなど、留柄を含む、いわゆる「古代型」と言われる高い彫刻技術の継承が困難になってまいっております。

こうした状況から、高度な技術を要する古代型の復刻を目的に、平成25年度、26年度の2ヵ年において、伊勢型紙協同組合が中心となった伊勢型紙古代型復刻事業実行委員会を組織し、三重県の補助事業を活用しながら、復刻事業を実施した結果、伊勢型紙の4つの技法すべてにおいて古代型の復刻に成功いたしました。

本市といたしましても、伊勢型紙を取り巻く状況は依然厳しい状況にあると認識しておりますが、こうした高い技術を要する「古代型」を復興・伝承していくためには、後継者の育成に取り組み、こうした取組が、伊勢型紙の高付加価値化と産地の活性化、ひいては地場産業の発展につながると考え、今後も継続的に「伊勢型紙産地協議会」の皆さまと一緒になって振興策を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。


15. 後藤光雄


本来であれば文化振興部の考えも伺いたいところですが、最後に市長にもう一度伺うことにして次にいきますが、観光入込でない形の鈴鹿市への貢献ととらえられるふるさと納税システムの導入、返納品に型紙等、地場産品の利用を考えないかということをお尋ねします。

6月議会で、森田議員、矢野議員、池上議員からふるさと納税制度の利用についての質問があり、それぞれに、今後鈴鹿ブランドの利用を考えた制度利用を考えていくという回答をしていただいています。

8月19日の中日新聞に県内29市町のふるさと納税制度の受け入れ状況、2013,2014年度の数字が記事として載りました。

2014年実績ですが、玉城町が、10,704件で109,786,000円、桑名市が5,241件で98,254,000円、尾鷲市が5,168件で77,831,000円、大紀町が4,973件で64,500,000円、鳥羽市が1,199件で58,406,000円、以上がベスト5です。

ワースト5は東員町と川越町が0円ですので、その次、朝日町が1件14,000円、紀宝町が3件で160,000円、木曽岬町1件200,000円ですが、鈴鹿市はその次6番目に13件で474,000円でした。

桑名市は、2013年11件で1,019,000円でしたが、2014年には5,241件98,254,000円と急増しています。

百万円が一億円になったわけです。

検討し取り組んでいくと回答された6月議会以降、6月から3カ月の間に、何をしたか、来年からの活用はあるのかお答えください。


16. 企画財務部長


それでは、ふるさと納税制度の利用についての御質問に答弁申し上げます。

先ず、ふるさと納税制度の現状についてでございますが、国におきましては、ふるさと納税を促進し、地方創生を推進するために、平成27年分の寄附金から、個人住民税の特例控除額の上限額を従来の1割から2割へ引き上げております。

また、寄附をする方の利便性を向上させるため、ふるさと納税にかかる寄附金控除の申告手続を簡素化することができる「ふるさと納税ワンストップ特例制度」を創設し、その制度の拡充しているところでございます。

本市におきましては、平成20年度にこの制度が創設されて以来、「すずか応援寄附金」と名付けまして、寄附金の活用方法を挙げながら、寄附を受付けてまいりました。

また、寄附をしていただいた方には、本市特産の「鈴鹿のお茶」を希望者に、記念品として贈らせていただいてまいりました。

しかしながら、こうした取組を、他市と比較いたしますと積極的なPR展開や多種多様な返礼品の対応が不足していることなどが、大きな課題であるとして挙げられております。

そこで、本市といたしましては、新たに「ふるさと納税ワンストップ特例制度」が創設されたのを機に、先の6月市議会定例会におきまして、ふるさと納税制度への積極的な取組を検討していくことを答弁申し上げたところでございます。

その後、6月定例会以降の取組についてでございますが、先ず、本市におけるふるさと納税の取組強化を図るために、各地の取組の状況調査や本市での取組の方向性について検討を進めてまいりました。

その後、本市での取組の展開としまして、ふるさと納税制度に対する「興味・理解・機会」の提供といったことに主眼に置き、これまでの財源の確保という観点に加えまして、シティセールス、産業振興の観点から推進していくことといたしました。

その推進に当たりましては、8月末に、「ふるさと納税推進プロジェクト」として、庁内の組織を横断する形でワーキンググループを設置して、取り組んでいくこととしております。

具体的には、現状認識による本市の課題を整理した上で、納付方法など寄附をしていただきやすくなるような納付環境の整備をはじめ、本市のシティセールスにつながるようなふるさと納税のPRの手法や、議員から御質問のございました伊勢型紙の活用も含めて本市の特色ある特産品を、返礼品として選定していくことなどを検討していくこととしております。

ふるさと納税制度につきましては、特に、寄附の手法、返礼品の取り扱いなどには、様々な手法がございますので、こういったことを研究、精査いたしまして、平成28年4月からの実施に向け、全国の皆様にふるさと納税をしていただきやすい環境を整備してまいりたいと考えております。

以上でございます。


17. 後藤光雄


28年4月、来年ですね、是非実施していただきたいと思います。

ふるさと納税については、納めた額でなく、返礼品の金額を引いた金額を寄付金控除額とすべきだという意見も出てきていますので、制度の変更はでてくるかもしれませんが、市の歳入、地場産業の振興面からも是非積極的に取り組んでいただきたいと思いますので、早急な対応をお願いします。

いろいろと集客する為の施策に関して質問をしてきました。

先ほど産業振興部の答えを頂いた型紙の利用に関して、市長のお考えも伺いたいと思います。

伊勢型紙は、着物を染める際に使用される二次産品だといわれ、近年は、高い技術を工芸品などに使用してきていますが、やはり、本来の着物の柄の型として、周知して、残していくためには、伝統産業会館と型紙資料館とが、物理的にも、意識的にもわかれている現状ではお越しいただいた方へのインパクトが弱いと思いませんか。

一か所で、彫りの種類、柄の緻密さ、繋ぎの巧みさ、そして、染めの実演と、完成した着物の存在があるという型紙会的な存在が必要ではないでしょうか。

新しく箱物を作れということではなくて、古い日本建築で空き家になっているところの利用も考えられます。

いくつかの建物を、型紙会館としてつないでご覧頂ける、理解していただける、着物を手にしていただけるそんな夢の実現には行政の力をお借りしないと前進できないことだと感じています。

江戸時代お留柄として全国の大名が自分の柄をもち、その柄を伊勢型紙によって染めていたという事を聞くと、全国の大名のお留柄を集めてその地方との交流を再現できたら鈴鹿への集客に、もっと、きっと大きなプラスになると思います。

そんな、お留柄集のようなものがないかと徳川美術館や、関係しそうな所に聞きましたが、どこにもありませんでした。

これは、鈴鹿市のネットワークを利用して全国各地の大名のお留柄についての記録収集をしていただけないかと思うのですが、いかがでしょうか。

それともう一点、先月、鈴鹿市が、自治体としては唯一協賛した、シティセールスをしたという記事が新聞に載りました。

市のホームページにも「第9回レ・クレドールアジアンコングレス」でシティセールスをしたとありました。

108の協賛があったようです。

唯一、鈴鹿市が自治体として参加してくださっということです。

この「レ・クレドールアジアンコングレス」、なぜ、参加することのなったか、参加してどうだったか?

ご報告をいただきたいと思います。

最後に質問をいろんな角度からさせていただきましたが、市を動かすのは市長の気概、やる気のあり方次第だと感じておりますので、今からの、来年のサミット、そして33年の国体まで、近々6年間に訪れる集客のチャンスに向ける気持ちをあわせてお答えください。


18. 市長


それでは、「第9回レ・クレドールアジアンコングレス」への参加経緯と今後、6年間の集客チャンスに向ける想いについて、また伊勢型紙についてもあわせて答弁申し上げます。

先般8月24日から27日にかけて、東京都内各所のホテルにおいて開催をされました「第9回レ・クレドールアジアンコングレス」におきましては、海外から参加をされました、ホテルの総合案内係であります「コンシェルジュ」の方々に、日本の素晴らしさを体験、実感していただく機会を提供するため、自治体の中で唯一の協賛団体として参加をさせていただきました。

参加の経緯につきましては、3年前に、経済産業省へ研修派遣しておりました本市の職員が、「レ・クレドールアジアンコングレス」の広報を担当していたことがご縁となりまして、プログラムの一環として、本市を紹介させていただく機会をいただくことになったものでございます。

この会議の開催期間中には、伊勢型紙と鈴鹿墨の実演を行うとともに、参加されたコンシェルジュの方々にも「彫る・染める・書く」といった文化体験を実践していただいております。

また、かぶせ茶の振舞いや、鈴鹿抹茶の食材の提供や鈴鹿墨の原材料である竹墨を使用したパンのほか、鈴鹿抹茶を使用したデザートは最終日の晩餐のディナーにおきましてメニューに取り入れていただきまして、各ホテルのオーナーや総支配人からも絶賛、ご好評の声をいただいたところでございます。

このように本市の魅力ある資源を発信し、シティセールスに努めてまいりました3日間でございました。

今回の参加者は、18か国、総勢約260名以上の方々が参加をしていただいた会議でございまして、本市の地域資源に対する賞賛の声をいただき、大きな成果が得られたものであると実感しております。

また先ほどの伊勢型紙の取り組みにつきましては、徳川将軍家の御召十や、加賀の前田家の菊菱など、江戸の時代に伊勢型紙の価値を更に高めるきっかけとなりました「留柄」という、ご紹介いただいておりますが、繊細な柄がございますが、現在ではそれを知る資料は大変少なく、すべてを把握できていないのが現状でございます。

しかし、このような歴史的価値のある留柄につきましては、全国各地の資料を収集し、資料集を作成することは、産業面、また文化面の双方から大変意義のあることであると考えております。

そこで、議員ご提案の、こうしました留柄の繊細な柄を使って「彫る」、「染める」、そして着物などの製品を「見せる」工程のすべてを、例えば空き家などで古民家を活用して見せるといった型紙会館ということでご提案いただきました既存の鈴鹿市伝統産業会館と伊勢型紙資料館がある中で、その必要性について今後検討してまいりたいと考えております

また伊勢型紙を取り巻く環境は依然厳しいと状況であると認識をいたしておりますが、ジャポニズム、昨年の展示会も含めて今、光が当たっております伊勢型紙でございますので、この絶好の機会を逃さずに国内外の観光誘客のみならず、インバウンド効果ももたらすと考えておりますので、地場産業の発展にも繋がりますことから、前向きに検討してまいりたいと思っております。

次に、今後6年間の集客チャンスに向けた私の想いでございますが、冒頭、議員より御紹介のありました、伊勢志摩サミットをはじめ、インターハイ、東京オリンピック、国体など国、県を挙げての催しが、今後、予定されております。

本市といたしましても、これを国内外への地域資源の発信の絶好の機会と捉えておりまして、特に、平成28年5月に開催されます伊勢志摩サミットにおきましては、本市の数々の地域資源を発信する機会を逃すことのないよう、関係機関、関係団体の皆様の御協力を賜りながら、三重県を通じて積極的に提案していきたいと考えております。

なお、サミットにつきましては、先日、9月8日に、大杉市議会議長を始め市内の関係団体等とともに、三重県に対しまして、本市の具体的な提案について、要望活動を行ってきたところでございます。

また、東京オリンピック・パラリンピックに関しましては、全国の348の自治体で組織された「2020東京オリンピック・パラリンピックを活用した地域活性化推進首長連合」にも、私も副会長として参加しているところでございますが、来月、10月6日には、第1回目の中部地方会議を開催させていただく予定でございまして、参加する自治体の今後の連携と取組の活性化の方向性について各省庁とも議論するところでございます。

このように、今後予定されておりますビッグイベントの開催への取組につきましては、現在策定中であります「鈴鹿市総合計画2023」や「鈴鹿市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の中でも本市の魅力発信のための施策や地方創生に繋がる取組についてしっかりと位置付けをし、本市の活性化に繋げてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。


19. 後藤光雄


ありがとうございます。

ますますのシティセールスで、地域間競争に勝てるように施策を実行していってほしいとお願いして私の質問を終わらせていただきます。

ありがとうございました。


戻る TOP