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■平成30年3月6日   要約  議事録

■■■平成30年3月定例会 (3月6日)

 

観光入込客数の増加目標について
質問 新たなシティセールス戦略の狙いは
答弁 (政策経営部長)外部との交流に加えて,市民相互の交流を促進するため, 市民に向けたプロモーションを意図した 活動を含め「市に愛着と誇りを持ち,住み続けたい, あるいは応援したいと感じていただく方を増やす取組」とした
質問 地域資源活用の取組で、市外で展開された事業を市内で開催してもらえないか
答弁 (産業振興部長)本市の魅力ある地域資源を市外、市内に向けて様々な機会を通じてPRしていく
質問 鈴鹿墨を使って硯で磨るという習字の授業を行っている小学校は何校か、また愛着と誇りを持たすための取組とは
答弁 (教育長)まちの魅力を知り,自信を持って 鈴鹿を語り,将来 主体的に地域社会で活躍できる人材を育成していきたいと考えている。
墨を磨っているのは9校
質問 取組に職員の縦割りでない連帯が必要ではないか
答弁 (市長)庁内組織横断的に柔軟な取組展開する

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■平成30年3月6日   要約  議事録

1. 後藤光雄 2. 政策経営部長答弁 3. 後藤光雄 4. 産業振興部長 5. 後藤光雄 6. 産業振興部長 7. 後藤光雄 8. 教育長 9. 後藤光雄 10. 市長 11. 後藤光雄 

■■■平成30年3月定例会 (3月6日)

1. 後藤光雄


議席番号23番、鈴鹿の風の後藤光雄でございます。

今回は、2月14日の全員協議会で示されましたシティセールス戦略案に目を通して、いくつか思うところを質問させていただきます。

通常ですと、戦略立案の担当である政策経営部に対する質問となるところですが、今回は鈴鹿市として都市間競争に負けることなく、観光客等、鈴鹿に来ていただく人を増やし、来ていただくだけでなく鈴鹿に住み続けたいと思っていただけるように政策展開をしていこうと改めて宣言するわけで具体的に2023年には、2015年の観光入込客数475万人より75万人多い550万人のお客様を目標にしているわけですから、その目標を発表する時点で、関連している産業振興部や、教育委員会へも回答を求めることにしましたのでよろしくお願いします。

質問のタイトルも、「観光入込客数の増加目標について」としたのは、目標数字設定の是非ではなく、増加目標を達成するためには政策経営部担当課の努力だけでなく、市全体として施策としての、認識、意識を全職員が持つ必要があると戦略案の中にも何度となく記述されていますので、産業振興部、教育委員会にもその意識の在り方を質問することにしました。

回答の方、よろしくお願いします。

まず、政策経営部にお聞きしますが、シティセールスの目的は、市に愛着と誇りを持ち、住み続けたいと思う人を増やす取り組みだと言っています。

これは、厳しい社会経済環境における都市間競争に打ち勝つため、つまり、人口減少社会でも鈴鹿の住民が増え、工業生産高も増え、よって市の財政も、市民のニーズに十分応えられる、そして市民の皆さんが、健康寿命を延ばしながら元気で笑顔あふれる、そんな鈴鹿市にするために2007年(平成19年)にシティセールス戦略を策定して10年間進めてきたわけですが、この10年間を顧みてこれからの取組をどうしていくのか、今までの取組から変わったところをわかりやすく説明してください。


2. 政策経営部長


それでは、後藤議員御質問の「観光入込客数の増加目標について」の1点目、「政策経営部の考え方シティセールスについて」答弁申し上げます。

本市では、厳しい社会経済環境における都市間競争に打ち勝つため、市の将来都市像を安定的、持続的に具現化するために必要となる「ヒト、モノ、カネ、情報・技術」といった経営資源の獲得を目的として、平成19年7月に「鈴鹿市シティセールス戦略すずかブランドと・き・め・き戦略」を策定し、市の有する「魅力や個性」、「強みや固有の素材」を国内外に売り込むことをシティセールスの定義と定め、全市的な取組を展開してきております。

戦略策定後、10年が経過し、全国的に少子高齢化による人口減少が進展するなど、社会経済情勢は大きく変化し、本市も既に人口減少局面を迎えています。

また、平成28年度からは「鈴鹿市総合計画2023」がスタートしており、新たな将来都市像の実現に向けた取組を進めていることからも、経営資源の獲得のための方策として、更なる政策展開をめざすため、現在、シティセールス戦略の策定作業を進めており、今月末には市民の皆様方にも公表させていただく予定となっております。

新たなシティセールス戦略のポイントを簡潔に申し上げますと、総合計画を推進するための個別計画として位置付けるとともに、総合計画との整合を図るため、2023年度までの6年間を計画期間として推進していくこととしております。

また、シティセールスの定義につきましても、これまで、経営資源獲得については、主に外部を対象とした活動を中心に取り組んでまいりましたが、定住人口の維持・確保といった観点からシティセールスを推進していく上では、今後、内部を対象とした活動についても、注力する必要があると考えています。

このことから、今後は、外部との交流に加えて、市民相互の交流を促進するため、市民に向けたプロモーションを意図した活動を含めることとし、

「市に愛着と誇りを持ち、住み続けたい、あるいは応援したいと感じていただく方を増やす取組」

として整理し、まちの活力創造につなげていきたいと考えています。

特に、これまでの取組結果や課題整理を踏まえまして、4つの基本目標を定め政策展開を図ることとし、

1つ目は「都市イメージの向上、情報交流人口の拡大」
2つ目は「交流人口の拡大」
3つ目は「定住人口の維持・増加移住の促進」
4つ目は「シビックプライドの醸成」

を掲げて取り組んでいくこととしております。

また、取組に当たっての目標値の一つに観光レクリエーション入込客数を指標として、2023年度には550万人とする目標値を設定しております。

このことからも、「都市イメージの向上」、「交流人口の拡大」といったシティセールス戦略における取組は「観光入込客数の増加目標について」の成果につながる取組として合致するものと考えております。

なお、新たなシティセールス戦略では、「定住人口の確保、移住促進」「シビックプライドの醸成」の基本目標についても目標値を定め、推進していくこととしております。

人口減少社会への対応の柱となる「定住人口の維持・増加移住の促進」の取組については、企業誘致をはじめとする産業政策や住宅政策、子ども・教育政策に係る取組など幅広い分野を通してシティセールスを戦略的に推進してまいります。

更に、「シビックプライドの醸成」の取組については、まちに対する市民の誇りや愛着の形成が必要であるとして、市民の皆様を対象としたプロモーションを強化していくことで、本市に対する誇りや愛着の形成を図ってまいりたいと考えております。

なお、効果的なシティセールスの推進に当たっては、圧倒的な知名度を誇る「モータースポーツのまち鈴鹿」の都市ブランドを引き続き活かしていくとともに、伊勢型紙や鈴鹿墨といった世界に誇れる伝統産業である地域資源を活用した中心的な取組に加え、様々な「ヒト、モノ、カネ、情報・技術」といった経営資源の獲得のため、庁内の推進体制として組織横断的かつ柔軟にシティセールスを強く意識した取組展開を図ってまいります。

取組の展開に当たっては、地域住民の皆様や、企業、高等教育機関など様々な関係者の方々との協働を積極的に進め、シティセールス効果を高める取組としてまいります。

以上のとおり、現在、策定中の「鈴鹿市シティセールス戦略」において議員御質問の「観光入込客数の増加」に向けた取組のほか、定住人口確保、移住促進シビックプライドの醸成など様々な視点から、総合計画2023の将来都市像の実現に向けた効果的かつ効率的なシティセールスの推進を図ってまいりたいと考えております。

以上でございます。


3. 後藤光雄


シティセールスの目的を鈴鹿に目を向けていただくだけではなくて、鈴鹿に住む市民も一緒に更に呼び込めるように市民の皆さんに愛着と誇りを持っていただくことにより力を入れていくということだとお聞きしました。

では、次に産業振興部にお聞きします。

末松市政2期目の組織変更で地域資源活用課ができました。

非常にわかりやすい名称で期待されている市民も沢山みえることだと感じていますが、地域資源を活用した取り組みについて、いつ、どこで、何を、誰のために、どのように行ってきたか、また成果の分析ができていればその説明をしていただきたいと思います。

よろしくお願いします。


4. 産業振興部長


それでは、後藤議員御質問の「観光入込客数の増加目標について」の2点目「産業振興部の考え方地域資源の活用について」、答弁申し上げます。

本市では、「すずか」の魅力を市内・国内・海外へ発信し、今後、国内外のたくさんの方に「すずか」へお越しいただくことを目的として、本市の地域資源を活用した施策を各種実施しております。

本年度実施した主なものといたしましては、2020年東京オリンピック・パラリンピックを活用した地域活性化推進首長連合に参画し、県内の自治体で初めて出展した「新虎通り活用事業」でございます。

東京オリンピック・パラリンピックに向けて、訪日する外国人の増加も見据え、「官」「民」「地域」が一体となって日本全国の優れた魅力を発信し、テーマを定め、「ヒト」「モノ」「コト」を結び、地方の情報発信、観光誘客の喚起・誘発、観光振興を通じて、地域の活性化、地方創生を図ることが目的でございます。

具体的には、東京の新橋・虎ノ門間のシンボルストリート「新虎通り」を利用した「新虎マーケット」に、「風爽か(さやか)の寄合(よりあい)・自然豊かな風土が育む工芸の里」のテーマに沿って、平成29年10月から12月の3ヶ月間、「すずか」の伝統産業や旬の食材を活かした料理など、本市の持つ魅力を「旅するスタンド」といった新しいスタイルの商業施設を中心に発信をいたしました。

「旅するスタンド」は、東京都の管理する道路上で、初めて設置が認められた施設であり、ここで、「伝統産業とモータースポーツの融合」をテーマとして、鈴鹿産の米、野菜、豚肉、味噌、日本酒などの特産品を使用したメニューを提供するとともに、伊勢型紙・鈴鹿墨・鈴鹿抹茶・モータースポーツ関連などの展示を行なうなど、「食」を中心として、本市の魅力を発信いたしました。

そのほか、大手百貨店との協働のもと、「伊勢型紙」「鈴鹿墨」を中心とした本市の魅力あるアイテムの販売、PRを行い、また、民間飲食業者との連携により、地域食材メニューや、伝統産業「鈴鹿墨」とのコラボメニューを開発・提供することで、本市の魅力発信を行いました。

さらに、「鈴鹿墨」のアートパフォーマンスを行なうとともに、伊勢型紙・鈴鹿墨のワークショップや観光・物産のPRを行なったほか、毎月1回「鈴鹿市の日」イベントを開催するなど、積極的に本市の魅力や地域資源を発信いたしました。

本市の伝統産業「伊勢型紙」「鈴鹿墨」は、日本人の生活様式やニーズの変化が否めないことから、新しい商品の開発に注力しております。

新虎マーケットでは、職人の持つ素晴らしい技術を現代風にアレンジした「モノ」と「技術」を全国、海外に発信することができたと考えております。

なお、本市出展期間中の「新虎マーケット」全体の来場者数は約4万8千人、飲食ブースの「旅するスタンド」は約2千5百人の方の利用がございました。

経済産業省の発表では、3ヶ月間で92媒体のメディア露出があり、更に出展による広告効果などを加味すると、広告費換算が約2億2千万円になることから、「すずか」や「すずかのヒト・モノ・コト」に関する魅力を十分に発信できたと考えております。

また、今回の事業では、情報発信とともに、大手の百貨店や全国規模の飲食業者との「繋がり」ができたことで、そこを基点として、新たな事業展開や全国的な広がりを手に入れることができましたことから、今後、大いに活用してまいりたいと考えております。

このほかにも、市内外に向けて発信する地域資源活用イベントを開催いたしております。

一部ではございますが、例を挙げますと、今年2月に大阪市の大規模なホテルや市内のレジャーホテルで、「鈴鹿の食材」、「日本酒」、「伝統産業」、「地域産品」、「シティセールス特命大使」などを活用した鈴鹿の魅力発信イベントを開催いたしました。

大阪市のホテルでのイベントは、本市の情報発信と魅力を体験していただくことにより、「すずか」を知っていただき、お越しいただくことに繋げるために開催いたしたもので、トップセールスとして、市長みずからも、伊勢型紙で染めた着物を着用し、伝統産業の伊勢型紙のすばらしさや、本市の産品の魅力を発信してまいりました。

また、市内のホテルでのイベントは、鈴鹿に住むことで、身近になってしまい、忘れてしまっている「すずかの素晴らしさ」を今一度、市民の皆様に再発見していただき、市民の皆様から更なる情報発信をしていただくためのイベントとして開催をしたものでございまして、このイベントにつきましても「モータースポーツと伝統産業が融合するまち・すずか」をテーマに市長と鈴鹿と・き・め・きモータースポーツ大使であるモリワキレーシングの森脇緑様とともに伊勢型紙で染めた着物を着用し、トークイベントを行うなど、本市の魅力を発信してまいりました。

このような「すずか」の魅力を発信するための地域資源活用事業を継続して開催いたしてまいりたいと考えており、このような事業にさらに磨きをかけ積極的な施策を講じることで、本市への誘客による観光入込客の増加に繋げるとともに、市内事業者の強化、ひいては地域の活性化を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

以上でございます。


5. 後藤光雄


主にというか、殆ど平成29年度の取組を説明いただいたと思います。

話にありました今年2月の大阪での「銘酒と料理の会」に私も参加させていただきました。

「旨酒」という言葉が鈴鹿の枕詞にあたると。

日本武尊(やまとたけるのみこと)が、足が三重に折れるほどに・・・と言ったことから三重県という名前が付いたと言われております。

しかしそれ以前に鈴鹿の名前が存在し、かつては鈴鹿市内に20軒ほどの造り酒屋があった話などの蘊蓄(うんちく)と美味しい料理とお酒、また、カルチャー大使の演奏でのもてなしすべてが鈴鹿の魅力として十二分に伝わった催しだったと思います。

シティセールス戦略案にもあるように平成28年の秋に東京の三重テラスで伊勢型紙のPRとして「きもの男子コンテスト」や、伝統工芸士による実演や、伊勢型紙関連商品や、染色用伊勢型紙の展示販売などが行われコンテストには結構な応募数をいただけて盛会だったという報告を聞いた記憶があります。

政策経営部の回答にあった、市民に向けたプロモーションを意図した活動を含めて市に誇りと愛着を持ってもらうためにという目的を表明しているわけですから、市外の人に、知ってもらうために行った事業を市民向けに、着物コンテストや、彫る技術が商品につながる印伝――鹿の革に漆で形どる印伝や、傘、それから陶器――器ですね,食器の器――の展示や創作する型紙が使われる様子の紹介等をここ鈴鹿で開催していただくことはできないでしょうか。

全国で型紙は使われているけれど、型紙の製造は鈴鹿でしかできないといわれています。

この、型紙の産地である鈴鹿で開催することで、市民にももっともっと理解を増やしていただき鈴鹿に来ていただける、入込客の増加につながる事業展開ができないものでしょうか。

答弁を求めます。


6. 産業振興部長


それでは、後藤議員の再度の御質問に答弁申し上げます。

「きもの男子コンテスト」などの伊勢型紙と着物がつながるイベントの開催や伊勢型紙につながる様々な新しい商品の展示などを本市で開催することで入込客の増加につながる事業の展開はできないものかにつきましては、事業の中心となる伊勢型紙協同組合や伊勢型紙産地協議会の皆様の意向も確認し、検討してまいりたいと考えています。

今後も伊勢型紙や鈴鹿墨の伝統工芸やその他の本市の魅力ある地域資源を市外、市内に向けて様々な機会を通じて関係者の皆様と連携してPRしてまいりたいと考えておりますので御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

以上でございます.


7. 後藤光雄


ありがとうございました。

是非実現できるように前向きに取り組んでいただきたいと思います。

毎年、秋に行われている匠の里・伊勢型紙フェスタには近鉄さん主催のハイキングとのコラボで県外からも多くの方が訪れていただいているようです。

鈴鹿大学の学生が着物姿でおもてなしをしていただいたことも聞いております。

しかし、歴史的にも鈴鹿市内で、伊勢型紙を使用して染色をしていなかったために型紙をどのように使って染め上げていくのかを見る機会はなかなかありません。

文化会館で、そういった取り組みをしていただいた記憶がありますがどのくらいの市民の方の目に映ったことでしょうか。

「鈴鹿」という名前はF1レースや、バイクの国際レースが行われる鈴鹿サーキットがあるということで全国、世界的にも知られているわけですから、その鈴鹿に行けばモータースポーツ以外の魅力に触れられるというPRができれば訪れてくれる人の増加につながるし、そのPR方法によっては、産業振興と市民の理解を深めるという両方の産物を手に入れるWIN WINの事業展開ができると思いますがいかがでしょう。

先ほど述べた彫る技術が商品につながる印伝や、傘や、陶器(食器)の展示や創作する型紙が使われる様子の紹介等をいつでも見られる長屋的なものがここ鈴鹿にできることが子どもたちにとって、また、退職を迎えたシニア層にとっても望ましいことと思いますがどうでしょう。

伊勢型紙には伝統あるが故に抱えている問題もあるようです。

技術保存としては文部科学省、伝統産業としては経済産業省の管轄で鈴鹿市内でも型紙資料館と伝統産業会館があり、どちらもが月曜日を休館日にしている現状を改善していけるのは、市に来てくださる人のことや、関わる人のこと、まちに誇りと愛着を持っていただくためという市に橋渡し的な働きをしてほしいものです。

これはまた違う機会にお考えを聞かせていただくとして、続いて教育委員会にお聞きします。

鈴鹿には鈴鹿墨があります。

小学校での習字の授業で墨をするのに時間がかかるということで墨汁を使っているという話を聞かれた、生産者である伊藤さんが1分間で()りあがる「一分墨」を作られたということを聞いたことがあります。

現在、市内小学校での書写の内の毛筆での書き方、簡単に言うと、習字の時間になるわけですが、墨を(すずり)で磨ってから筆を持つという授業をどのくらいの割合で行なっているのでしょうか。

具体的な数字をお答えください。

またシティセールスの目的である愛着と誇りを持ち続けたいと思う人を増やすということに対して大きく関係してくる立場にあると思いますが、教育委員会ではどう考え、取り組んでいるのかお答えをください。


8. 教育長


それでは、子どもたちに対する教育委員会の考え方について、答弁申し上げます。

ふるさと鈴鹿に愛着と誇りを持ち、これからも住み続けたいと思う子どもを育むためには、郷土の豊かな自然、歴史、文化、産業等について学ぶことで、鈴鹿の魅力を知り、誇りを持って語ることができるよう、郷土教育やキャリア教育などの取組を推進していくことが、大切であると考えております。

鈴鹿市教育振興基本計画では、「鈴鹿を愛し、子どもの学びと安全・安心を支え、絆で育む鈴鹿の教育」を基本理念として掲げております。

郷土教育につきましては、その施策の基本的方向の一つである「グローバルな視点で主体的に学び、社会に発信する子ども」の基本事業として位置付けておりまして、子どもたちが、郷土の文化や歴史を背景としたアイデンティティを持ち、郷土を愛し、地域のために貢献する態度を身につける姿を目指して、いくつかの取組を進めております。

まず、子どもたちが郷土への理解を深め、地域の伝統や産業を学ぶために、地域教材として、社会科副読本であります「のびゆく鈴鹿市」を使用して、学習を進めております。

「のびゆく鈴鹿市」では、鈴鹿の宝として、「白子不断桜」「長太の大くす」といった名木や、「伝統産業会館」「前川定五郎資料室」等の資料館、「佐佐木信綱」「大黒屋光太夫」といった郷土の偉人、「鈴鹿墨」や「伊勢型紙」の伝統工芸品などを取り上げ、地域への理解を深めるとともに郷土への誇りと愛着を培っております。

次に、鈴鹿に縁のある専門家やその道の達人を講師として学校に招く「すずか夢工房」を始めとする地域人材を活用した出前授業を実施することで、子どもたちに、目標に向かって努力することの大切さを学ばせると共に夢や希望を育んでおります。

このような取組をとおして、自分も将来、同じように鈴鹿市出身者として積極的に社会に参画したいと考える意欲ある子どもたちを育んでまいりたいと思います。

さらに、主体的にまちづくりに参加しようとする態度を育むことを目的に「子ども会議、子ども議会」を開催しております。

このような取組を継続して実施することで、子どもたちがまちづくりへの興味関心を高め、主体的に鈴鹿の未来を考えられるようになるとともに、将来に渡って本市の担い手として活躍する人材の育成につながるものと考えております。

また、中学校におきましては、本年1月に、鈴鹿商工会議所の主催のもと、中学生による企業見学会を開催いたしました。

この見学会には、市内の公立中学校10校から36名の生徒が参加し、本田技研工業鈴鹿製作所と、AGF鈴鹿の2社を訪問いたしました。

自動車やコーヒーのメーカーとして世界とも密接に繋がっている企業が、この鈴鹿の地にあることを詳しく知ることで自分たちの住む地域の価値に改めて気づくことができたと考えております。

教育委員会事務局といたしましては、こういった様々な取組をとおして、子どもたちが、まちの魅力を知り、自信を持って鈴鹿を語り、将来主体的に地域社会で活躍できる人材を育成していきたいと考えております。

最後に、議員御質問の書写の時間に鈴鹿墨をすって毛筆を行っている市内の小学校数につきましては、30校中9校でございました。

教育委員会事務局といたしましては、今後も引き続き、社会科や総合的な学習の時間等をとおして、子どもたちが、鈴鹿墨への関心を高め、理解を深められるような学習を進めてまいりますので、御理解いただきますよう、お願いいたします。


9. 後藤光雄


回答いただきました。

まず、墨のことなのですが、先程,簡単に生産者の伊藤さんが・・・という話、墨を使っていないのでという話をしました。

実は,白子小学校の――何年生だったか忘れましたけれども――自分の手で握って、墨を作って,それを記念に持ち帰って、それを使ってもらおういう趣旨で始めたのに、残念ながら墨汁を使っているということで1分間の墨を作ったと聞いています。

聞き取りの時に「鈴鹿市内、墨使ってますか?」という話をしたら、「殆ど使っているであろう」という回答をまず頂きました。

ですので「具体的な数字をください」と聞きました。

9校ですね。

しかも私が聞いたところでは、「1回目の授業だけは墨を磨るけれども、後、2回目からは墨汁なんじゃない」という話も聞きました。

やはり書を書くという、ボールペン、硬筆は平面の動きですけれど、毛筆は上下にもいろんな複雑な動きをします。

それが日本人の手先の器用さや発想の豊かさに繋がっているという話も聞いたことがあります。

是非、心を落ち着かせて字に向かう、紙に向かうという,そういう態度を養わせていただきたいと思います。

ホンダとAGFに子供たちが見学に行った、中学生が行った――良いことだと思います。

私たち議員も富士電機、それから大日本住友製薬の方に訪れさせていただきました。

かつての分野と全く違う仕事に携わってみえて、例えば山手線の電車のドアは富士電機が作っているというのをお聞きして、その後,東京に行って山手線に乗ると嬉しくなりますね。

そういうことをぜひ子供たちにも感じさせてあげていただきたいと思います。

鈴鹿を言うときに、海もあり山もある鈴鹿とシティセールスをしています。

鈴鹿の子どものどれぐらいの子が海で遊んで、山に登って、海の恩恵、山の恩恵に気付いて、そしてなぜ鈴鹿の水はいつもきれいでおいしいかということを、肌で感じているでしょうか。

教育の目標は、知識を増やすことです。

聞いたことは、忘れる

見たことは、覚える

体験したことは、わかる

と、どこかで引用されていました。

スマホやパソコンで簡単に調べられる知識は、体験が伴っていないだけではなく、調べる内容の傾向を、機械が系統づけてその人向けの情報を提供してくれるという怖い面もあります。

国の道州制の話がどこかに行ってしまいましたが県を捨てて藩に戻し地域ごとの特徴を持った子供たちへの教育の必要性も言われていました。

全国共通の学力テストの成績を問われ順位にこだわっていることと自分のまちに愛着と誇りをもつことの二面性を要求されている教育委員会も大変だと思います。

自分で問題を見つけ自分の意見を言える子供を作る――言うことは簡単です。

海彦には海彦の、山彦には山彦の考え方があるということを、また10人寄れば10通りの考え方があり興味も違う人が寄るから、イノベーション、全く新しい考え方が生み出されるということが起こるわけですし、大切なのは知識を得たいという欲求を満たそうとする子供に育てるということだと思います。

そのぐらいの考えをもって鈴鹿の子どもを育てる責任を果たしていってもらいたいと思います。

教育委員会と、現場との距離をできるだけ縮めて愛着と誇りを持つ子供を育て、やがては鈴鹿の一員として、まちを作る力となってもらえる人となってくれる人を一人でも多く育ててほしいとお願いをしておきます。

最後に市長にお伺いいたします。

市民の方に、誇りをもってもらう、地場産業の振興で、多くの人に訪れていただいて鈴鹿に住んでいただく人を増やしていくということは、市にとっても市民にとってもとても重要なことです。

しかし、私自身寺家に住んで34年になりますが型紙のことで知らないことの多さにとても驚いています。

型紙の歴史を読むと江戸時代には武家の公の時に着る(かみしも)に応用され将軍や大名が各自専用の紋様を定めそれをお留柄、定め紋と称した。

たとえば将軍徳川綱吉の松葉小紋、前田家の菊菱、島津家の鮫小紋、浅野家の(あられ)小紋など、家を象徴するものとなったとあります。

また、宝暦(1751年〜1763年)には小紋の裃が流行し江戸城内では登城した大名たちが自国の小紋の精巧さを競う風潮も生まれた。

江戸小紋は型紙を使って染めるのが特徴であるがこの型紙は江戸で作ることが出来ずもっぱら伊勢に注文していた。

という記録を見て型紙資料館でその記録が間違っていないことを肌で感じ、鈴鹿と全国がつながっていた事実をお留柄集として、鈴鹿から発信できないかと思ったりしています。

つながりを作るという意味ではコミュニケーションが重要です。

コミュニケーション能力を高めるために他者を理解するという能力はとても大切です。

しかしその前に自己理解ができていないか、自分を理解しているかどうかで成果は大きな違いとなるといわれています。

「彼を知り己を知れば百戦(あや)うからず」です。

足元を固めて、受け入れる空気を作り上げることを同時に進めないと、成果は望めないのではないでしょうか。

まちづくり協議会づくりは、地域のまとまりづくりと、よそから移り住む人たちを受け入れる体制作りでなくてはならないと思います。

都市間競争に打ち勝つには市民の気持ちのまとまりが必要です。

そのためには、まず鈴鹿市 市役所職員1,424人の意識のまとまりが必須です。

縦割りではない、市民にとっては、市役所の対応なのです。

何々課ではないのです。

市役所の対応なのです。

市民のための施策の実行を一丸となって展開する姿勢づくりが今、必要なことではないでしょうか。

市長のお考えを伺います。


10. 市長


それでは、後藤議員の御質問に答弁申し上げます。

始めに、議員におかれましては大阪でのイベントや東京での新虎マーケット事業など積極的にご参加をいただきましてありがとうございます.

議員ご自身が体感をいただけましたように、鈴鹿の知名度や地域資源の多様さを関西の方、あるいは、関西圏の方にも少しずつでございますが浸透されつつある状況であると私自身は考えております。

そのような中、議員、御指摘のとおり観光入込客数の増加に向けては、全市的、全庁的な側面から施策を展開していくことが必要と考えております。

このことからも、現在、策定を進めております新たなシティセールス戦略におきましては「都市イメージの向上、情報交流人口の拡大」「交流人口の拡大」「定住人口の維持・増加移住の促進」「シビックプライドの醸成」の4つの基本目標を定め、取り組むこととしており、観光入込客数の増加をはじめといたします相乗的な効果を期待する戦略と考えております。

これら、4つの基本目標に基づきますシティセールスの推進に当たりましては、庁内組織横断的に部局、分野を超えて、また、柔軟な取組展開や発想が必要であると思います。

さらには、市民の皆様をはじめ、企業や高等教育機関など様々な関係者とともに連携、協働し進めていくことが、不可欠でございます。

このように、施策の推進に当たりましては、「オール鈴鹿」での推進体制や戦略的なシティセールスの展開によりまして、「本市に愛着と誇りを持ち、住み続けたい、あるいは応援したいと感じていただく方を増やす取組」として、その成果につながってまいります。

引き続き、市議会の皆様方の御理解と御支援を賜りながら、シティセールスの推進を戦略的に図っていくとともに総合計画2023の将来都市像の実現に向けて一丸となって取り組んでまいりたいと考えております。

よろしくお願い申し上げます。


11. 後藤光雄


ありがとうございました。

今後の取り組みについての心持を述べていただいたと思います。

モーターレーシングの街、モータースポーツの街と言われています。

鈴鹿サーキットも民間企業ですから、何かをするということは簡単にできることだとは思いません。

しかし、富士スピードウェイ、富士レーシングコースでは地元の「ママチャリレース」というのを開催をして、地元の人のひとりでも多くの人にレーシング場を――私たち鈴鹿はシティマラソンをやっておりますけれども――富士スピードウェイではママチャリでレースをやっているそうです。

健康増進のための事業ともなると思います。

そういった意味で市一丸となって「モータースポーツの街」という空気を市民のひとりひとりが感じられる機会をひとつでも増やして、伝統産業、文化、いろんなものと併せてシティセールスの方を進めていっていただきたいと思います。

ありがとうございました。

よろしくお願いします。

ありがとうございました。


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